【米国IPO】上場した次世代仮想化環境ストレージのTintriとは

Tintri社は企業向けにストレージやデータベースの管理ソフト、業務効率化のITのオートメション機能、インフラのトラブルシューティング機能などを提供しています。トヨタ、シボレー、コムキャスト、NASAなどのフォーチューン500企業の20%を顧客としているようです。今年前半にIPOしたClouderaAlteryxなどと同様の企業向けソフトフェア企業です。上場前は Lightspeed Venture Partners、 New Enterprise Associates、Silverlake Kraftwerkなどのベンチャーキャピタルが同社に投資をしていました。

■サマリー
○売上は2016年の$86M(約86億円)から2017年の$125.1Mまで成長
○純損失は2016年の$101M(約110億円)、2017年の$105.8M
○1,300社の顧客基盤


(画像: Form S-1)

■業績

同社の売上は2015年の49.7M(50億円)から2017年の125.1M(約125億円)まで成長しました。最終利益は-69M(70億円)から-105M(105億円)と利益は出ていないようです。

(出所: Form S-1)


■市場機会 
同社はx86仮想化のストレージシステム市場を主としており、IDCの調査によると、2017年の$25.7B(2.5兆円)規模から2018年に$27.0B(2.7兆円)規模になるとされているようです。 また競合他社にはEMC、NetApp、Dell テクノロジー、日立データーシステム、IBM、VMwareなどのシステムベンダーが存在しているとしています。 

(出所: Form S-1)