おはようございます。 先週に続き今週も決算祭りですが、新たにリリースされた決算サマリーはご存じでしょうか?
開示された決算の前年同期比などを一覧で確認でき、もちろんそこから開示資料を閲覧することも可能です。 売上成長率などで並び替えもできるので、注目の企業がすぐに見つかります。
是非使ってみてください!
開示資料を元に作成
アルファベットが10月29日、2025年7〜9月期決算を発表。四半期売上高は1023億ドル(前年比16%増)となり、同社として初めて1000億ドルの大台を超えました。営業利益は312億ドル(同9.5%増)でした。
スンダル・ピチャイCEOは、この結果について「AIが会社全体で真のビジネス成果を牽引している」とアピール。検索におけるAI Modeのデイリーアクティブユーザー(DAU)は7500万人を超えたと言います。Geminiアプリの月間アクティブユーザー(MAU)は6.5億人を超えました。
業績面で力強いのがクラウド事業です。売上高は150億ドルを突破し、前年比34%の拡大。営業利益は36億ドル(同85%増)に増えました。受注残高は1,550億ドルに達し、前四半期から46%増加。アナット・アシュケナジCFOは、主にエンタープライズAIの強い需要が牽引したと説明しています。
AIをめぐるインフラ投資が過熱しているのは、アルファベットも同様です。果たしてどのような状況にあるのか、今回の記事では経営陣が語った内容を中心に紹介します。
Amazonが10月30日、2025年7〜9月期決算を発表。売上高は前年比13%増の1,802億ドルでした。為替変動による15億ドルの好影響を除いても12%の増加となり、北米、海外、AWSの全部門で増収を達成しています。
営業利益は174億ドルと、前年同期比で横ばい。今四半期はFTC(米連邦取引委員会)との法的和解金(25億ドル)や、リストラ費用(18億ドル)などが計上されています。これら費用がなければ、営業利益は217億ドルに達していたと経営陣は説明しました。
CEOのアンディ・ジャシー氏は「AIがビジネスのあらゆる改善を推進している」と説明。クラウド事業のAWSは、売上高が前年比20%増の330億ドルと、「2022年以来のペース」(ジャシー氏)で再加速を見せました。AIとコアインフラの両方で需要が大きく、キャパシティの増強を急いでいます。
本業のEコマース事業(ストア)でも、配送スピードの向上やAIアシスタント「Rufus」の活用が進展。広告事業も前年比24%増と高い成長率を維持しました。今回は、Amazonの最新決算を「AWS」「Eコマース」「広告」の3つの柱と、経営陣が語るAIの未来像から読み解きます。
Appleが10月30日に発表した2025年7〜9月期(4Q)決算は、売上高が前年比8%増の1,025億ドルでした。希薄化後EPS(1株当たり利益)は1.85ドルとなり、ともに7〜9月期の記録を更新。2025年9月期の年間売上高も4,161億ドルとなり、通期として過去最高を達成しました。
業績を牽引したのは、新型「iPhone 17」ファミリーです。第4四半期のiPhone売上高は、前年比6%増の490億ドル。ティム・クックCEOは決算説明会で、新ラインナップへの需要が非常に強いとアピールしました。
その一方、iPhone 16および17の複数モデルで供給制約が発生。この状況は現在も継続していると言います。サービス部門も好調を維持し、7〜9月の売上高は前年比15%増の288億ドルと過去最高を記録。通期では初めて1,000億ドルを突破しました。
懸念されていた中華圏の売上高は前年比4%減の145億ドルでしたが、クックCEOはこれを供給制約の影響と説明。今後回復するとの予想を示しています。ホリデーシーズンを含む10〜12月期は、会社全体で過去最高の四半期になる見通し。今回は、そんなAppleの近況を最新決算を元に紐解きます。
Strainer
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