新iPhone「供給制約」も強気。Apple、サービス部門は初の年間売上1000億ドル突破
開示資料を元に作成
Appleが10月30日に発表した2025年7〜9月期(4Q)決算は、売上高が前年比8%増の1,025億ドルでした。希薄化後EPS(1株当たり利益)は1.85ドルとなり、ともに7〜9月期の記録を更新。2025年9月期の年間売上高も4,161億ドルとなり、通期として過去最高を達成しました。
業績を牽引したのは、新型「iPhone 17」ファミリーです。第4四半期のiPhone売上高は、前年比6%増の490億ドル。ティム・クックCEOは決算説明会で、新ラインナップへの需要が非常に強いとアピールしました。
その一方、iPhone 16および17の複数モデルで供給制約が発生。この状況は現在も継続していると言います。サービス部門も好調を維持し、7〜9月の売上高は前年比15%増の288億ドルと過去最高を記録。通期では初めて1,000億ドルを突破しました。
懸念されていた中華圏の売上高は前年比4%減の145億ドルでしたが、クックCEOはこれを供給制約の影響と説明。今後回復するとの予想を示しています。ホリデーシーズンを含む10〜12月期は、会社全体で過去最高の四半期になる見通し。今回は、そんなAppleの近況を最新決算を元に紐解きます。