おはようございます。 2025年10月1日から、ふるさと納税サイトによるポイント付与が全面禁止となります。今週の前半が最後の駆け込みです。返礼品ではお米や日用品が人気ですが、私は蟹を選んでしまいました。
Finboard
今回取り上げるのは、半導体製造装置に用いられる複数の製品で高い世界シェアを持つフェローテックホールディングス(以下、フェローテック)。真空環境を維持するための基幹部品や、消耗品として使われる石英やセラミックス、精密な温度制御に用いる電子機器を扱う会社です。
生成AIやデータセンターの需要拡大を背景に、半導体市場は世界的に注目を集めてきました。半導体メーカーや製造装置メーカーの動向が日々報じられる一方で、製造プロセスを支える消耗部品や素材を提供する企業の存在は、一般的にあまり知られていません。
フェローテックの原点は、1980年の設立当初から手がけてきた「磁性流体」。その特殊な性質は半導体製造において重要な役割を担っています。また、M&Aを通じて事業領域を広げることで、同社は半導体プロセスの各所において製品ポートフォリオを構築するに至りました。
先進的な半導体の需要が高まる現代社会において、フェローテックの事業はどのように関わっているのでしょうか。今回の記事では、同社の来歴を簡単に紐解いた上で、ビジネスモデルや今後の成長戦略について紹介します。
日本たばこ産業(以下、JT)が株式市場において好調を博しています。5年前と比べた株価水準は二倍以上、2025年に入ってからも17%を超える上昇となっています。7月31日に発表した上期決算も堅調で、売上収益は1.7兆円(前年比10.5%増)、営業利益は4,799億円(同10.9%増)でした。
好調な業績を牽引するのは、主力のたばこ事業です。同社は要因として、フィリピンやロシア、英国などを中心とした多くの市場での「力強いプライシング効果」を挙げます。2024年に買収を完了した米国Vector Groupの業績が加わったことも、トップラインの成長に貢献しました 。
伝統的な燃焼性たばこ事業が安定した収益基盤となる一方、RRP(Reduced-Risk Products)事業も成長。RRP全体の販売数量は前年比で約20%増加しました。特に加熱式たばこは、新型デバイス「Ploom AURA」の国内での好調な立ち上がりもあり、販売数量を29.5%伸ばしました。
2025年5月には医薬事業を塩野義製薬に承継することを発表、事業ポートフォリオの再編にも着手しました。積極的な株主還元でも知られるJTですが、今後どのような経営を進めるのでしょうか。本稿では、最新の決算資料からその戦略を読み解きます。
今回取り上げるのは、名古屋に本拠を置く光技術企業のsantec Holdings(以下、santec)です。同社は通信インフラから医療機器まで「光」を核とした製品群を展開するニッチトップ企業。
創業から40年以上にわたり、光ファイバ通信関連の部品・計測器で技術力を磨き上げてきました。近年は事業領域を拡大、眼科医療分野にも進出するなど多角化によって成長を続けています。
2025年3月期までの躍進の背景には、付加価値の高い光測定器ビジネスの好調さと、円安による追い風がありました。その一方、光通信関連の主力市場は需要の波に左右されやすく、為替変動リスクも加わって当面の成長に不透明さが生じています。今回は、そんなsantecについて紹介します。
Strainer
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