Quanta Services, Inc.【PWR】

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GPUの次に奪い合われるもの——米Quanta、AI電力建設で二桁成長

GPUの次に奪い合われるもの——米Quanta、AI電力建設で二桁成長

生成AIを巡る覇権争いの主役は、半導体と目されがちです。しかしその足元では、データセンターや送電網を実際に建てる「職人」を巡る、もうひとつの争奪戦が静かに進んでいます。エネルギーインフラ工事を手掛ける米Quanta Services(クアンタ・サービシズ)の2026年4〜6月期決算は、売上高が96億ドルと二桁成長し、受注残は過去最高を更新しました。 デューク・オースティンCEOは、好調の源泉を設備でも技術でもなく、人に求めます。「職人を育てられるのは、職人だけです」。同社は工事の8割超を下請けに出さず自社の作業員で施工しており、その育成に10年以上をかけて投資を続けてきました。 注目は、この2年で急速に立ち上がったテクノロジー分野です。データセンター建設の大半を一括で担う体制を整え、一刻も早く動きたいテック企業と、慎重にならざるを得ない電力会社という、時間軸の異なる二者の間に同社は立とうとしています。 決算と同時に、通期ガイダンスは全項目で引き上げられました。それでもオースティンCEOは「多くの意味で、我々はまだ始まったばかりです」と言い切ります。過去最高の受注残のさらに先に、同社は何を見ているのでしょうか。

北米インフラ業界の巨人「クアンタ・サービシズ」垂直統合戦略で急増する電力需要に対応

北米インフラ業界の巨人「クアンタ・サービシズ」垂直統合戦略で急増する電力需要に対応

今回取り上げるクアンタ・サービシズ(Quanta Services)は、電力や通信などの産業向けに特化したインフラソリューションを提供する米国企業。テキサス州ヒューストンに拠点を置き、送電網の建設保守、再エネ発電所の建設や地下インフラ、通信設備などを幅広く展開します。 北米では現在、AIやデータセンターの急拡大や製造業の国内回帰などにより、電力需要がかつてないペースで増加。送電網の近代化と容量拡大が急務となっています。老朽化したインフラの更新や異常気象への対応も求められる中、電力供給の安定化に不可欠な存在の一つがクアンタ・サービシズです。 そんな中で同社は近年、積極的なM&Aによって事業領域を拡張してきました。発電所から送電網、そして需要家側の設備(データセンターや工場内部の電気・機械設備)に至るまでを一気通貫で支援。垂直統合型のソリューション提供能力を強化することで、事業拡大と競争力の向上を目指しています。

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