今回は、直近3ヶ月で株価が顕著な上昇を見せた銀行および金融グループ5社を紹介します。取り上げる企業の動向からは、奇しくも金利環境の変化を追い風としつつ、デジタルトランスフォーメーション(DX)や異業種との協業を通じて、ビジネスモデルの変革を加速させる様子が見えてきます。メガバンクによる先端技術への投資やグローバル展開、地域金融機関による広域連携の深化など、収益力強化に向けたアプローチは各社各様です。最高益更新や株主還元強化といった数字の裏側にある、各社の具体的な戦略を追っていきましょう。 金利上昇と地銀連携「千葉銀行」 まず1社目は、千葉県内に強固な顧客基盤を持つ地方銀行である千葉銀行(8331)です。「一人ひとりの思いを、もっと実現できる地域社会にする」をパーパスに掲げ、強固な顧客基盤を背景に地域経済の発展を牽引しています。
地方経済の低迷と大都市圏一極集中の是正を目的として、2014年に日本全体の活性化を行う一連の政策として地方創生が掲げられています。地方創生において地銀の果たす役割は大きく、注目が集まっているようです。しかし地域経済の低迷と、低金利時代において、地方銀行は大きな変革が求められています。その地銀は今どのような状況なのかを書いていきたいと思います。
ふくおかフィナンシャルグループは、福岡銀行、熊本銀行などを傘下に持ち、九州地方を営業基盤とする地方銀行グループ。 要点