本記事では、国内のレジャー・観光業界において、突出して利益率の高い関連企業5社を紹介します。ビジネスホテルから複合リゾート施設に至るまで、各社がどのようなビジネスを展開し、強固な収益基盤を実現しているのかを紐解いていきます。 高収益の開発モデル「ABホテル」 まず1社目に紹介するのは、ビジネスホテル事業を展開するABホテル(6565)です。1999年11月に愛知県安城市でフランチャイジーとしてホテル運営を開始し、2014年10月の会社分割による設立を経て、2017年12月に上場しました。 現在は「ABホテル」の名称で、全国の駅前や主要インターチェンジ付近を中心に36店舗を展開しています。主要顧客であるビジネス客の需要を取り込み、1店舗120室で投資コストを7.5億円に抑えたパッケージを、競合の少ない地域へ出店するという独自の戦略を構築してきました。
国内のレジャー・リゾート市場は、インバウンド需要の力強い回復を追い風に、大きな変革期を迎えています。 各社は、大規模な新規開発や既存施設の高付加価値化によって、唯一無二の体験価値を創出する動きを加速させています。同時に、「リゾート×メディカル」といった独自モデルの構築や 、M&Aによる事業規模の拡大 、グリーンシーズン開発による収益の多角化など、持続的成長に向けた多様な戦略が展開されています。 本稿では、活況な市場で独自の強みを発揮するリゾート関連企業を分析し、各社の戦略とポテンシャル、事業上のリスクを解説します。 独自の世界観で人々を魅了し続けるテーマパークの巨人「オリエンタルランド」
レジャー施設の運営などを手がける伊豆シャボテンリゾートが業績好調だ。 事業としてのルーツは1959年、岩室山頂の一帯を「伊豆シャボテン公園」と命名して一般に有料公開したことにある。シャボテンとは「サボテン」のこと。その後は動物も見られるようになり、2016年には「伊豆シャボテン動物公園」へと改称した。 ただし「伊豆シャボテンリゾート」という会社の来歴は、また別である。1976年に設立された当初の事業目的は「体感音響機器の商品化」など。1990年に株式を店頭公開すると、1999年には日韓合作映画『リングウイルス』を韓国で上映した。 Finboard