超高齢社会の進展と、それに伴う医療人材の不足。 日本のヘルスケアシステムが大きな岐路に立つ中、データとテクノロジーを活用して医療の質の向上と効率化を図る「医療DX」が、国策としても推進される喫緊の課題となっています。 この変革期を捉え、企業のアプローチは多様化しています。医療従事者を繋ぐプラットフォームを築く企業、医療ビッグデータの解析で価値を創出する企業、特定の業務システムで高いシェアを握る企業、異分野の技術を応用する企業など、各社が独自の強みを発揮しています。 本記事では、こうした医療DXを牽引する主要プレイヤーに焦点を当て、各社の戦略とビジネスモデルを紹介していきます。
世界でも類を見ないスピードで進む、日本の超高齢社会。介護サービスの需要が増大し続ける一方で、現場を支える人材の不足は深刻化の一途をたどっています。 この構造的な課題を解決する鍵として、テクノロジーの力で介護の質と効率を高める「介護テック」への期待が、今まさに高まっています。 この潮流の中で、介護ベッドなどのハードウェア自体の革新で応える企業。AIやセンサーで利用者の状態を「見える化」し、予測する企業。地域全体の情報を繋ぐクラウドプラットフォームを構築する企業。そして、人とロボットの融合で身体機能に働きかける、最先端技術で挑む企業も登場しています。 本記事では、こうした多様なアプローチで超高齢社会の課題に挑む企業群に焦点を当て、各社の戦略と強みを紹介していきます。
今回取り上げるのは、介護・医療分野などでプラットフォーム型サービスを提供するカナミックネットワークだ。 カナミックネットワークは2000年に設立。翌年にケア情報共有システム、2002年には在宅ケア活動管理システムを開始するなど、主に介護領域でサービスを展開してきた。 2022年にはアーバンフィットの全株式を取得、新たにフィットネス事業を取り込んで売上規模を大きく拡大させた。2023年9月期の売上高は37.5億円を超え、営業利益は11億円に迫った。