「鉄の10倍の強度を持ちながら、重さは4分の1」——。 まるで夢のようなスペックを持つ素材、それがカーボンファイバー(炭素繊維)です。かつては高価で特殊な素材でしたが、今や航空機や自動車、さらには私たちの身近なスポーツ用品に至るまで、その活躍の場を急速に広げています。 なぜ今、カーボンファイバーがこれほどまでに注目されるのでしょうか?そして、一本の「糸」が最終製品になるまでには、一体どのような工程が存在するのでしょうか? この記事では、カーボンファイバーのサプライチェーンを「①原糸製造」→「②中間基材」→「③成形加工」→「④最終製品」という4つの大きな流れに沿って、各工程で活躍する代表的な企業も交えながら解説します。
2016年3月期の売上高は7907億円、経常利益603億円。 事業セグメントとその概要は以下の通り。