Jabil Inc.【JBL】

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85億ドルの増収を、売上の1%台の投資で賄う。Jabil、AI特需でも工場を先に建てない

85億ドルの増収を、売上の1%台の投資で賄う。Jabil、AI特需でも工場を先に建てない

AI向けのデータセンターをめぐり、巨額の先行投資を競う動きが続いています。その機材を組み立てる側にいながら、工場への投資を小さく抑えたまま急成長している会社があります。AIサーバーから注射ペンまで作る製造受託のJabilです。 2026年6〜8月期の売上高は前年同期比29%増えました。質疑では、この成長を資金調達なしで続けられるのかという問いが出ています。経営陣の答えは、工場の建て方と顧客との付き合い方の両方に及びました。 受注が決まった分だけ工場を増やす Jabilは、AI特需で急成長しながら、設備投資を驚くほど軽く抑えています。売上高に対する比率は1%台です。工場を増やすのは、顧客が発注を約束した分に限っているからです。建ててから客を探すのではなく、客が決まってから建てています。

Jabil、AIインフラ量産で50%成長——それでも設備投資は売上の2%という身軽さ

Jabil、AIインフラ量産で50%成長——それでも設備投資は売上の2%という身軽さ

AIブームで脚光を浴びるのは、NVIDIAのようなチップの作り手です。しかし、データセンターはチップだけでは動きません。それを差すサーバーや、熱を逃がす冷却装置、電気を配る電源——こうした設備一式(AIインフラ)を組み立てる裏方が要ります。 他社に代わって電子機器を作る受託製造で世界大手のJabilが発表した2026年3〜5月期決算は、売上が前年比12%増の88億ドルとなり、その裏方にAIの果実が大きく落ちていることを映しました。 マイク・ダストアCEOは、AI関連の需要が「極めて強い」と述べ、通期の見通しを引き上げました。同社のAI関連の売上は、2026年8月期に約50%増える計算です。ただ、より目を引くのはその伸び方です。普通なら巨額の設備投資を伴うはずの規模拡大を、同社は工場を抱え込まずに進めています。