AIがプログラムを書く時代になれば、人手の開発を支えてきた会社は要らなくなる。そんな見方が広がるなか、ソフトウェアづくりの一連の作業を一手に担うGitLabが、2026年2〜4月期決算を発表しました。売上は前年比23%増と伸び、通期の見通しも引き上げました。飲み込まれるはずだった側が、むしろ勢いを増しています。 ビル・ステープルズCEOは決算説明会で、「エージェントの時代は、私たちのような基盤に構造的な追い風を生んでいる」と述べました。AIが自動で大量のコードを生むほど、その働きを束ね、管理する場所の重みが増すという見立てです。脅威とされた波が、追い風に変わりつつあります。 変化は、業績の数字だけにとどまりません。AIをどう取り込むかをめぐって、GitLabは稼ぎ方そのものに手を入れ始めています。しかも好調のただ中で、組織のかたちにも大きく踏み込みました。コスト削減ではなく、稼ぎ方の構造そのものが書き換わろうとしています。
開発者向けプラットフォームの「GitLab」が6月5日、2023年2〜4月期決算を発表。発表翌日の株価は一日で31%上昇と、これまたとんでもない急騰となった。 開発者でもない限り、GitLabのようなサービスには馴染みがないはずだ。一般にエンジニアは、手元のパソコンでプログラムを記述する。これを本番環境(例えば、クラウド)で稼働させるには、そのための処理が必要となる。 このプロセスは「デプロイ」と呼ばれる。簡単そうに聞こえるかもしれないが、実際にはかなり面倒な手順の集合体である。GitLabを活用すれば、そのような手続きを効率化することもできる。
DevOpsプラットフォーム「GitLab」が、近くNASDAQへ上場する。ソースコード管理(SCM)から運用まで、ソフトウェア開発のライフサイクルを支援する企業だ。 GitLabは2011年にオープンソースプロジェクト(OSS)として始まった。創業以来、フルリモートでの経営が続けられるなど、ユニークな側面をいくつも持っている。