Automatic Data Processing, Inc.【ADP】

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「AIは雇用を奪っていない」給与データ大手ADPの決算が映す、仕事の静かな再設計

「AIは雇用を奪っていない」給与データ大手ADPの決算が映す、仕事の静かな再設計

ADP(Automatic Data Processing)は、給与計算・人事管理(HCM)サービスの世界最大手です。1949年の創業以来、企業の給与計算や税務申告、福利厚生管理を代行してきました。現在は140カ国以上で110万社超の顧客を抱え、全世界で4200万人、米国では賃金労働者の6人に1人の給与支払いを担います。 その規模ゆえに、同社のデータは米労働市場を映す鏡として、政府や経済学者からも参照されています。7月29日に発表された2026年6月期の通期決算は、売上高が前年比7%増の219億ドル。給与データから見えてきた「AI時代の仕事の変化」に関する経営陣の発言も注目に値します。 賃金データが示す「消える仕事」ではなく「変わるタスク」

ADP、AI懸念で株価4割安も通期ガイダンス上方修正「AI解雇は起きていない」とCFO

ADP、AI懸念で株価4割安も通期ガイダンス上方修正「AI解雇は起きていない」とCFO

今回ご紹介するADPは、1949年に米国で創業されたHCM(人的資本管理)サービス企業。このジャンルでは世界最大の企業で、110万社超の顧客を有し、フォーチュン500のうち8割超を顧客に抱えています。 世界140カ国超で4,200万人超の給与支払いを処理し、米国内では年間3.3兆ドル規模の資金を動かすほどの大きさ。2026年2月公開の投資家向け資料によれば、FY25(2025年6月期)の売上高は210億ドルでした。 巨大なリカーリングレベニューを築き上げたADPですが、このところの株価は極めて軟調。2025年5月をピークに、最高値からは四割近く下落しています。背景にあるのが、「AIがホワイトカラーの雇用に影響を与える」という懸念です。