BEENOS 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 494億1000万 円
銘柄コード 3328(市場第一部(内国株))

1999年にインターネット上におけるEコマース関連事業の企画・開発・運用を目的として設立。
2000年国内初の共同購入方式によるEコマースサイト「ネットプライスギャザリング」、モバイルコマースサービス「ちびギャザ」を、「i-mode」対応端末向けに提供。
2004年マザーズに上場。現在はグループ企業にて主にECに関連した事業を展開するほか、スタートアップ企業への投資も多く行う。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

BEENOS株式会社(ビーノス)は東京都品川区に本社を置くEコマース企業。1999年11月、サイバーエージェントの関連会社として「株式会社ネットプライス」の名称で設立された。2000年3月、インターネット上における国内初となるBEENOS独自の共同購入方式によるショッピングサイト『ネットプライスギャザリング』を開始する。2004年7月、東京証券取引所マザーズへ上場する。

上場後は、事業展開に向け会社を設立していく。例えば、 2011年8月にデジタルガレージとの共同により、有望なスタートアップ企業を立ち上げるエンジニア、起業家の投資・育成を行うOpen Network Labを2017年10月には、新規事業を創造することを目的としてBeeCruiseを設立した。

事業内容

BEENOSグループは、Eコマース事業、インキュベーション事業を主たる事業としている。また、Eコマース事業については、さらにクロスボーダー部門、バリューサイクル部門、リテール・ライセンス部門に区分されている。

Eコマース事業・クロスボーダー部門

連結子会社のtensoが「海外転送・代理購入事業」を行っており、海外居住者向けに日本の商品を海外発送代行(転送)するサービス『tenso.com』や、商品を代理購入するサービス『Buyee』を運営している。また、連結子会社のショップエアラインは、世界最大のマーケットプレイ スeBayとの提携のもと、世界中の商品を日本に居ながら購入できるサービス『sekaimon』を運営している。

Eコマース事業・バリューサイクル部門

連結子会社のデファクトスタンダードが、ブランド品、時計などを顧客から宅配を使って買取り、ネットオークション等のチャネルを通じて販売する「ブランド品・アパレル買取販売事業Brandear(ブランディア)」を行っている。また、連結子会社のJOYLABは、ワインやウイスキー等の酒類を顧客から店頭、出張または宅配を使って買取り、ネットオークション等を通じて販売する「酒類買取販売事業JOYLAB(ジョイラボ)」を行っている。

Eコマース事業・リテール・ライセンス部門

連結子会社のモノセンスが、タレントやキャラクターのライセンスを用いた商品プロデュースや、アーティストの公式グッズや販売サイトを運営する「エンターテイメント事業」及び「グローバルプロダクト事業」を行っている。

インキュベーション事業

新興国・北米を中心とした海外におけるインターネット関連事業及び日本国内のインバウンド消費関連市場のスタートアップ企業への投資育成活動を展開している。また、今後の柱となる事業の創造・育成事業を積極的に推進している。

会社の経営の基本方針

BEENOSグループは、ITとインターネットをベースにグローバル領域において新しい市場を創造するためにプラットフォームを生み出し続ける「グローバルプラットフォーマー」を目指している。世界中の素晴らしい商品やコンテンツをグローバルに流通させ世界中の消費者に届けるために、国内外のマー ケットプレイスを繋げていく。併せて、日本の素晴らしい商品やコンテンツをアジアの国々をはじめ世界に流通させるグローバルコマースの構築を推進し企業価値の増大を図っていく方針だ。

中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題

BEENOSはグローバルプラットフォーマーとして事業の拡大を目指すにあたり、「既存事業のさらなる効率化とグループ全体での組織強化」等3つの戦略を進めていく方針だ。

既存事業のさらなる効率化とグループ全体での組織強化

BEENOSは、AIやRPA(定型業務を自動化する技術のこと)等のシステムによる自動化をはじめとして効率的な運営体制の構築を進めているが、今後さらに自動化を進め、徹底的に省力化と効率化を図っていく。このことでで営業利益率の向上を目指し、経験豊富な人材を新規事業部門へ再配置できるようグループ全体での組織体制の強化を図っていく。

投資育成と新規事業創造

アジアの新興国を中心としたオンラインマーケットプレイス、オンラインペイメント企業と国内のインバウンド関連企業への投資育成を通じ、グローバルコマースのネットワークの拡大を図っていく。併せて、適切なタイミングで投資収益を狙っていく。 また、Eコマース事業で蓄積したビジネスノウハウと投資育成事業で構築した投資先ネットワークを活用した新規事業創造にリソースを積極的に投下し、今後の収益の柱となるような事業の開発育成に取り組んでいく。

デファクトスタンダード社の成長戦略の加速

BEENOSは2020年1月14日付で、東証1部に上場していたデファクトスタンダードを完全子会社化した。デファクトスタンダードの属するリユース業界では、スマートフォンを介して個人間売買ができるフリマアプリの急速な台頭等によ り、リユース業界全体としては中長期的に更なる市場拡大を見込んでいる。一方で、フリマアプリやシェアリングの流行による中古市場活況の中、リユースサービスの利便性向上に伴うユーザーの選択肢が広がることで、サービスの選別がより厳しくなっており、競争が激化している。BEENOSはグループが持つ海外向けBtoC及びBtoB販売チャネルや実店舗の活用や、長期的な視点による事業戦略の策定等により、デファクトスタンダードの再成長による企業価値の向上を図っていく。


2019年9月期 有価証券報告書(提出日:2019年12月20日)