Hamee 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 265億2800万 円
銘柄コード 3134(市場第一部(内国株))

Hameeは神奈川県小田原市に本社をおく企業。
1998年、モバイルアクセサリーの販売を目的に設立。
翌年自社サイト「携帯アクセ市場」でのEC販売を開始。
2007年、EC事業者向けクラウド型システム「ネクストエンジン」の稼働を開始し、翌年より外部提供。
2013年より現在の社名に変更、「ネクストエンジン」のAPIを公開して提供開始。
2015年東証マザーズに上場。2016年東証一部に市場変更。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

Hamee株式会社(Hamee Corp.、ハミー)は、神奈川県小田原市に本社を置く小売・ECプラットフォーム企業。1998年、当時慶應義塾大学経済学部に在学していた樋口敦士氏によってモバイル周辺アクセサリーの企画・販売・ECを目的に「マクロウィル有限会社」の名称で創業された。翌1999年に自社サイト『携帯アクセ市場』でモバイル周辺アクセサリーのECを開始し、2001年にグローバル展開を目的としてグローバル対応ECサイト『StrapyaWorld』を開始した。2006年に商号をStrapyaNextに変更し、2013年にHameeへ社名変更している。2014年にはiPhone、iPad向けアプリ作成ができる『ぽけっと店舗、略して「ポケ店」』、楽天市場内での検索順位を上げるための効率化ツール『楽天検索順位チェッカー』をリリースする等、多彩なサービスを展開。2015年には東証マザーズ上場を果たしている。

ミッション

「クリエイティブ魂に火をつける」を掲げ、プロダクト及びサービスを通じて顧客体験価値を最大化し、クリエイティブな炎を燃え上がらせることを体現することを目指している。

事業内容

Hameeグループ(ハミー)は、Hamee株式会社及び連結子会社5社、関連会社2社の合計8社で構成されている。Hameeは、モバイルアクセサリーを中心とした「コマース事業」を中核事業とし、自社のノウハウを活かして他社にEC運営ツールを提供する「プラットフォーム事業」も展開している。

コマース事業

「コマース事業」では、スマートフォンケースや携帯機器用充電器、イヤホン等モバイルアクセサリーを主とした雑貨等の商品・開発、仕入れを行っている。その上で、それら商品を主に一般消費者へのインターネット通販販売並びに大手雑貨量販店、大手家電量販店等への卸売り販売を行っている。本事業は国内だけでなく、韓国、米国、中国、インドの連結子会社4社を通じて国外でも展開しており、インターネット通販販売においては、国内及び国外の有力ECショッピングモール等へ出店している。

プラットフォーム事業

「プラットフォーム事業」では、自社サイトやECショッピングモール等でインターネット通販を展開するEC事業者向けに、ネットショップ運営に係る日々の業務を可能な限り自動化するサービスを展開している。並びに、モール横断型で複数店舗の受注処理や在庫状況を一元管理できるクラウド型業務マネジメントプラットフォーム『ネクストエンジン』を開発・提供している。本サービスは、Hamee自身によるEC商品販売事業のために開発したシステムを社外に提供したものだ。現在でもHameeのコマース事業を支える基幹システムであり、同事業からのフィードバックを踏まえながら継続的な改良を行っている。

連結子会社Hameeコンサルティングは、EC事業者向け販売支援コンサルティングを提供している。

その他

「その他」は、コマース事業、プラットフォーム事業のいずれにも明確に分類できない新たなサービスに係るものだ。『Hamic BEAR』、『ふるさと納税事業受託支援サービス』、「RUKAMO』など、IoT関連サービスやネクストエンジンのメイン機能に紐づかないEC事業者向けのサービスが「その他」に含まれる。

経営方針

Hameeグループは、コマース事業とプラットフォーム事業の相乗効果を最大限に発揮し、「モバイルアクセサリーのグローバルNo.1ブランド」なること、「ECのグローバルプラットフォーム」の構築を目指す。 ƒ 個性的で質の高いプロダクトを世界中に広め、それを手にしたユーザーの創造的な感性を刺激する。並びに、EC事業者向けクラウド型業務マネジメントプラットフォーム『ネクストエンジン』によってECバックオフィス業務の自動化を進め、EC事業者をルーティンワークから解放する。そうすることで、人間が本来取り組むべき創造的な活動にできる環境を提供し、上述したMissionを追い求めることで、EC市場の更なる成長に貢献していくとしている。

経営戦略

Hameeグループは、各事業において経営戦略を掲げている。

コマース事業

「コマース事業」では、自社リソースを活用した、独自デザイン及びキャラクターライセンスを活用したユニークな企画商品の開発を一層強化することで、収益力とブランド力を向上させるとしている。並びに、『ネクストエンジン』による効率化の徹底、多ブランド・多店舗展開、販路におけるポートフォリオの充実及び海外展開により、収益機会の増大に取り組んでいく方針だ。

プラットフォーム事業

「プラットフォーム事業」では、『ネクストエンジン』のメイン機能強化による更なる自動化の追求と顧客利便性向上、アプリストアのラインナップ充実、BtoB対応、越境EC進出支援等の各施策を進める。それら施策により、新規顧客の獲得と顧客単価の上昇を図る。並びに、AIによるビッグデータの活用を企図して立ち上げた研究室の研究成果を、プラットフォーム事業の新たな付加価値と位置づけ、収益機会の増大に取り組む方針だ。

その他

2018年12月に策定した中期経営計画「Hamee Infinity Strategy」に基づいて、グループシナジーを強化し、全事業でデータセントリックなストイック型ビジネスモデルへの転換を図る。そのために、本事業セグメントにおいて開発投資を積極的に行っている。開発の成果としては『レコメンドメール自動配信アプリ』、『Hamic BEAR』、『ふるさと納税支援サービス』等のサービスをリリースしたことが挙げられる。今後も『ネクストエンジン』のデータを活用した新たなサービスを継続的に開発・リリースしていく方針だ。

対処すべき課題

Hameeグループは、全社的な課題としてブランド力の強化、優秀な人材が働きやすい環境の整備、グローバル展開の加速、新たな収益の柱を育てる取り組みの強化、新たなビジネスモデルへの進化等を掲げている。

コマース事業における課題は、適正な在庫水準の維持、商品市場投入スピードの向上、更なる業務のIT化等だ。プラットフォーム事業における課題としては、総契約社数の更なる拡大に向けた体制の整備、『ネクストエンジン』の解約抑制等を、その他のける課題としてはIoT分野進出への取り組みを掲げている。

今後の事業展開において、業容を拡大し、経営基盤を安定させるために、Hameeグループは、上述の課題に迅速に対応していく方針だ。


2020年4月期 有価証券報告書(提出日:2020年7月31日)