アリババグループ【BABA】

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「遊んでいるカードは1枚もない」──アリババAI、収益化フェーズへ加速

「遊んでいるカードは1枚もない」──アリババAI、収益化フェーズへ加速

中国アリババ集団が5月13日に発表した2026年1〜3月期決算は、経営陣が市場に発する語り口が変わる内容でした。これまでの「AIへの投資はいずれ実を結ぶ」という説明から、「投資の見返りが数字に表れている」という発信へと転じています。 アリババはここ数年、消費低迷とECの成長鈍化、中国当局の規制という三重苦の中で、AI+クラウドへの投資を続けてきました。米国による輸出規制という外部環境の制約も重なり、エコシステムを自前で組み立てる必要に迫られました。今期はその投資が、複数の指標で具体的な成果に転化し始めました。 財務面では、フリーキャッシュフローがマイナスに転落しました。AI関連の積極投資が直接の要因です。淘宝・天猫の収益基盤は安定しており、海外EC事業(AIDC)の黒字化やクイックコマースの損失縮小も視界に入っています。AI投資の代償と、それを支える本業の収益基盤が、対照的なペアとして並んでいます。

アリババ、クラウド・AI売上が急加速も利益は大幅減 「5年で外部売上1000億ドル」掲げ投資フェーズへ

アリババ、クラウド・AI売上が急加速も利益は大幅減 「5年で外部売上1000億ドル」掲げ投資フェーズへ

アリババグループは2026年3月19日、2025年12月期(2026年度第3四半期)の決算を発表しました。売上高は2848億元で、前年に売却したサン・アートとインタイムの影響を除くベースでは前年比9%の増収となっています。 一方、調整後EBITDAは前年比57%の減少、純利益(GAAP)は156億元で同66%の減益でした。クラウド・AIおよびクイックコマースへの大規模投資が利益を圧迫した格好です。フリーキャッシュフローも113億元と、前年同期から277億元減少しました。 BABA株価・出来高チャート=Finboard CEOのエディー・ウー氏は決算説明会で「AIエージェント時代の到来により、AIインフラ事業者のアドレス可能市場は指数関数的に拡大する」と述べ、グループ全体が「起業家的な再発明と将来志向の投資」のフェーズに入ったとの認識を示しています。

岐路に立つ巨人「アリババグループ」、消耗戦の先に再成長の果実はあるか?

岐路に立つ巨人「アリババグループ」、消耗戦の先に再成長の果実はあるか?

アリババグループが発表した2025年4〜6月期の決算は、売上高が前年比2%増の2,477億元(≒5.1兆円)。調整後EBITAが14%減の388億元(≒8,000億円)となりました。一見すると増収減益という結果ですが、決算発表後の株価は急騰しています。 利益が14%減少した最大の要因は、意図的な戦略投資にあります。4月末にはTaobaoアプリ上で即時配送サービス「淘宝闪购」(Taobao Instant Commerce)を本格スタート。中国内のEコマース事業は10%の増収を達成した一方、セグメント利益が21%減少しました。 中国ではEコマース市場の競争が熾烈化。アリババも収益力を維持できるかどうかが疑問視され、株価の低迷につながりました。そんな中でエディ・ウーCEOは、「コマース」と「AI+クラウド」という二つの事業に投資を集中させる方針を明確にしました。

グローバル
アリババグループ決算!利益減少で株価6%落、越境EC続伸も黒字化は依然遠い

アリババグループ決算!利益減少で株価6%落、越境EC続伸も黒字化は依然遠い

中国Eコマース大手、アリババグループの苦境が長引いている。 5月14日に発表された2024年1〜3月期決算で、売上高は前年比7%増の2,219億元(≒307億ドル)。営業利益は同じく3%減の148億元(≒20億ドル)となった。Eコマース事業への投資を拡大したほか、物流事業『Cainiao』の従業員向けのインセンティブが重石となった。 純利益は同じく96%減の32.7億元(1.3億ドル)。上場している投資先の株価が低調のため、損益に反映された。株式の含み損益や株式報酬、減価償却費などを除いた純利益(Non-GAAP)は244億ドル(≒同34億ドル)で11%減だった。

グローバル
【アリババ】中国ECは価格戦略を推進、自社株買い枠を拡大も株価は依然軟調

【アリババ】中国ECは価格戦略を推進、自社株買い枠を拡大も株価は依然軟調

アリババグループが2月7日、2023年10〜12月決算を発表。売上高は前年比5%増の2,603億元(≒367億ドル)、営業利益は同じく36%減の225億元(≒32億ドル)だった。 中国のインターネット企業は、このところ株式市場で厳しい評価が続いているが、アリババはその筆頭だ。株価は2020年10月をピークに四分の一以下まで低迷。決算発表後も一日で6%近く下落した。 抜本的なテコ入れとしてグループ企業を分割上場させる計画も発表したが、今のところ評価を変えるには至っていない。クラウド事業については分割を取りやめ、成長領域の一つとしてパブリッククラウドに注力する方針に変えている。

グローバル
拼多多が急騰、アリババと逆転する未来は来るか?中華三大ECプラットフォームの現在

拼多多が急騰、アリババと逆転する未来は来るか?中華三大ECプラットフォームの現在

11月28日に拼多多(PDD Holdings)の決算が発表され、中国三大ECプラットフォームの7〜9月期決算が出揃った。アリババグループ、JD.com、そして拼多多の三つだ。 どの会社も以前は高成長企業として名を馳せたが、今では状況が様変わり。特にアリババグループは中核事業以外のスピンオフ計画を打ち出すも、一部が頓挫するなど怪しい雲行きが目立つ。 グラフは相対値 2021年以降に株価が低迷したのは三社とも同様であるが、2022年からは明暗が分かれた。下落基調が止まらないアリババとJDを横目に、拼多多の株価が急伸したのだ。

グローバル
【アリババ】クラウド部門のスピンオフ中止で9%減、新経営陣のもと配当支払いへ

【アリババ】クラウド部門のスピンオフ中止で9%減、新経営陣のもと配当支払いへ

アリババグループが11月16日、2023年7〜9月期決算を発表。株価は一日で9%減と落ち込んだ。 中でも嫌気されたのが、クラウド部門(Cloud Intelligence Group)の全面的なスピンオフ計画を取りやめたこと。米国の先進半導体に関する輸出規制により、クラウド事業の見通しに不透明性が増している。 もっとも、アリババグループにおいてクラウド事業はもともと大した利益を生んでいない。業績全体は堅調で、売上高は前年比9%増の2,248億元(≒310億ドル)。営業利益は34%増の336億元(≒46億ドル)だった。

グローバル
アリババ 1Q決算:ユーザー獲得に積極投資しTaobaoアプリのDAUが拡大、会社全体は増益

アリババ 1Q決算:ユーザー獲得に積極投資しTaobaoアプリのDAUが拡大、会社全体は増益

アリババグループが8月10日、2023年4〜6月期決算を発表。 売上高は2,341億元(≒323億ドル)で前年比14%増。営業利益は425億元(≒59億ドル)と、同じく70%の拡大だった。アントグループに関わる株式報酬費用がマイナスになった影響を除けば、増益幅は43%となる。 アリババは事業会社をそれぞれ上場させることを目指した組織の改変を進める。ダニエル・チャンCEOはそれにより、「革新が促され」「長期での成長にフォーカスできる」と強調した。

グローバル
アリババグループ:事業会社のスピンオフで企業価値を向上させられるか?

アリババグループ:事業会社のスピンオフで企業価値を向上させられるか?

アリババグループが今、大きな経営上の転換点にさしかかっている。今年3月に発表された通り、六つの事業体にグループを分割し、外部からの資金調達や株式上場を目指す方針を公にしたのだ。 5月18日に発表された2023年3月期本決算は、経営状況や今後の方針について、より詳細な方針をスケジュールとともに示した。しかし、その後も株価は冴えない。時価総額は今や2,095億ドルまで値下がりしてしまった。 中国経済をめぐる不透明さに加え、アリババグループ自体の勢いも鈍化している。中国コマース事業のGMVは前年比で純減し、その他の事業は赤字。増収率も低迷している。コスト削減により利益水準は回復したが、今後の成長性に関する疑念を払拭できずにいる。

グローバル
アリババグループが「六分割」する背景とは?各事業の近況や財務状況も確認

アリババグループが「六分割」する背景とは?各事業の近況や財務状況も確認

中国の巨大インターネット企業アリババグループが3月28日、組織構造の抜本的な変革を発表。六つの事業体にグループを分割し、それぞれにおいて外部資金の調達や新規上場を目指しうることを表明した。 株式市場において、コングロマリット企業がグループの一部を切り出すことは珍しくない。事業多角化により市場評価が上がりづらくなる「コングロマリット・ディスカウント」が解消すれば、株主への価値還元にもつながる。 今回アリババグループが説明したように、分割によって各事業体の柔軟・迅速な意思決定が可能になる側面もある。それによって革新を促し、各事業の価値を最大限引き出すというのが彼らの掲げる理由だ。 本件がどのように進んでいくかは、まだ明らかになっていない部分も多い。そこで今回は、アリババグループの企業分割がどのような意味を持つかを解説した上で、各事業の近況について確認する。

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