王将フードサービス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1308億6900万 円
銘柄コード 9936(市場第一部(内国株))

株式会社王将フードサービス、京都府京都市に本社を置く中華料理レストランチェーン企業。1967年に京都四条大宮に王将1号店を出店。1995年に大証2部上場、京都証券取引所上場。2005年に中国大連市に海外1号店を出展。2006年に大証一部上場。2015に国内700店舗突破。創業以来「手作り調理」、「こだわりの餃子」、「オープンキッチン」、「オリジナリティ」、「品質と価格」、「新鮮な食材」、「真心込めた接客」「真心込めた接客」の7つのこだわりを貫いている。


事業内容とビジネスモデル

企業概要

王将フードサービスグループは、株式会社王将フードサービスと連結子会社2社で構成されている。主な事業として、中華料理を主体とした直営レストランチェーンの運営と、フランチャイズ加盟店への中華食材の販売等を行っている。

経営方針・経営指標

王将フードサービスは、「お客様から褒められる店を創ろう!その実現に向けた努力こそが私達を成長させ、私達に幸せをもたらし、社会への貢献につながる原点である。」を経営理念としている。

王将フードサービスでは、原価率の適正な水準やコスト管理に力を注いでおり、収益の基本指標である売上高営業利益率を最も重要な経営指標として採用している。従来は売上高営業利益率8%以上、50%の配当性向を目標としていたが、新型コロナウイルスの感染拡大状況に大きく左右されることから、現在は状況に対応して最大限の努力を行う方向で取り組んでいる。

経営戦略・経営環境

外食業界においては、季節メニューの好調やメニュー価格の改定などにより客単価は上昇傾向にある。そして売上は好調に推移したものの、中食市場との競合や少子高齢化による需要減退に加え、人手不足などによる人件費単価の上昇や、消費増税などによる事業環境の悪化がある。さらに2020年度の終盤からは、新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きなマイナスインパクトを業界全体に与えている。

こうした環境の中、王将フードサービスでは、ブランド価値を引き上げる戦略である中期経営計画の継続的な推進を図っており、2021年3月期の主要戦略として次の4つを挙げている。

1つ目は、人材戦略である。具体的には、従業員満足度調査の活用による従業員満足度の引き上げ、人事制度の正しい運用と表彰制度の進化改善、リーダー人材の効果的採用、店舗格差の解消、そして接客レベルの向上である。

2つ目は、商品戦略である。具体的には、レシピの刷新と調理マニュアルの整備と、「王将調理道場」の有効活用による調理技術の高度化である。

3つ目は、店舗開発戦略である。具体的には、市場分析能力の向上などによる店舗開発力の強化と、計画的な店舗改装である。

そして4つ目は、販促戦略である。具体的には、メディアミックスの変更、キッズやヤングなどターゲットを絞った戦術の実施、季節商品とシリーズ商品の開発である。

このように、新型コロナウイルスの感染拡大に対する対策を適切に実行し、将来につながる戦略を確実に進めることで、ポストコロナにおける一層の飛躍を目指している。

対処すべき課題

王将フードサービスでは、2021年3月期の最大の課題は、新型コロナウイルスの感染拡大状況による売上変動であると考えている。それらに対応するため、以下の4つの緊急対策を実行し、売上と利益の確保を目指している。

1つ目は、テイクアウトビジネス拡大施策の強化と、テイクアウトのみの営業である。従来からテイクアウトビジネスの強化を図ってきた結果、感染拡大によるテイクアウト需要の急増に対応でき、営業時間短縮と自粛による店内売上の減少を一部補完することが可能となった。今後もテイクアウト利用客のニーズに合った商品開発と、デリバリー対応店舗の拡大を進めていく考えである。

2つ目は、営業開始時間の前倒しと、朝食のテスト導入である。

3つ目は、大幅な売上低下店舗の一時休業である。商業施設内にあって、館内の来場者数の大幅減少による売上減少が著しい店舗は、一時休業を行い利益の流出食い止めを図っている。

4つ目は、店舗のスクラップ&ビルドである。老朽化と売上貢献の低かった店舗のスクラップ&ビルドをこの機に思い切って進め、1店舗当たりの平均売上向上を目指している。