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スターフライヤー 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 81億5800万 円
銘柄コード 9206(市場第二部(内国株))
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  • 沿革・会社概要
  • 事業内容
  • 事業の特徴
  • 経営方針
  • 経営環境および中長期的な会社の経営戦略
  • 優先すべき対処すべき課題
  • 目標とする経営指標

沿革・会社概要

株式会社スターフライヤーは、福岡県北九州市に本社を置く航空輸送事業および付帯業務に従事する航空会社。2002年に設立。2006年に国土交通省より航空運送業者についての事業許可証を取得、国内線定期便運行開始。2007年に関西国際空港乗り入れ開始。2008年に貨物運送事業を開始。2009年に国土交通省よりエアバス社製A320型機の連続式耐空証明を取得。2011年に福岡空港乗り入れ開始、東京証券取引所市場第二部へ上場。2012年に国土交通大臣より指定本邦空港運送事業者に指定。2012年に金海国際空港乗り入れ開始、トレーニングセンター運用開始、初の自社購入機導入。

事業内容

スターフライヤーは、既存の航空会社にはない、高品質・高付加価値サービスを提供する「感動のある航空会社」を目指して設立された新規航空会社。2020年3月31日現在、スターフライヤーグループは、スタイフライヤーおよび非連結子会社1社(株式会社スターフライヤービジネスサービス)により構成。航空運送事業並びにそれに付随する附帯事業を営む。

航空運送事業

旅客運送事業では定期便が国内線6線で1日に合計34往復、国際線2線で1日に合計1往復。不定期旅客運送事業では、北九州空港を中心に国内外への」不定期旅客便を運航している。貨物運送事業では、定期旅客便の一部を活用して、航空貨物運送を行う。

付帯事業

空港ハンドリング業務の受託では、国内外航空会社より、航空機運航に必要なハンドリング業務全般(旅客ハンドリング業務、グランドハンドリング業務)を受託。広告宣伝業務では、運航する航空機の機体並びに機内のタッチパネル式液晶モニター、機内誌等を活用した広告枠の販売を行う。商品販売業務では、主に機内にてグッズ等を販売。

事業の特徴

スターフライヤーの事業の特徴は以下の4つがある。

高品質の顧客サービス

スターフライヤーは「最上級のホスピタリティ」を提供できる航空会社を目指している。重視するホスピタリティは主に7つ。

・全ての座席を革張りのシートとし、使用機体の座席数を最大座席数(180席仕様)から約2割減らすことで座席の前後間隔を広くとり、顧客が搭乗中快適に過ごせる仕様

・電源コンセント、コートフックなどビジネスユーザーを意識した機内装備

・全座席にタッチパネル式液晶モニターを設置し、音楽・動画配信によるエンターテイメント

・全座席にヘッドレストやフットレストを装備し、顧客が搭乗中ゆっくりとくつろげるように工夫

・客室乗務員が選び抜いたドリンクサービスを無料で行っている

・スターフライヤー便を利用する顧客を対象に、空港アクセスサービスとして、一部空港にて定額での乗合タクシーによる送迎サービスを提供

・機材及び機内の外観は、スターフライヤーコーポレートカラーのひとつである黒を基調とした独自性の高いデザインとなっている。また、制服から機内用品に至るまで独自のデザインでコーディネートされ、他の航空会社とは差別化されたブランドの確立を目指す

運航コストの削減と運航の効率化

スターフライヤーでは、使用する機材並びにエンジンを1種類に限定することで、整備部品在庫並びに整備要員等のコストを削減することに努めている。またこれに伴い整備に係る作業を平準化し、整備時間の短縮化も図ることができるため、1機当たり・1日当たりの飛行時間(回数)を高水準で維持し、収益性を高めることを実現している。更に1機種に限定することは、安全運航の面から整備要員の機材整備技量の向上、運航乗務員の運航技量の向上、運航・整備・運送にかかわるスタッフ業務の平準化などにおいても寄与している。

また、機材の導入にあたっても、中古機ではなく新造機を調達することを基本としており、その結果として機材年齢を抑え、故障等の経年に伴うトラブル発生の極小化を図っている。こうしたコスト削減並びに効率化によって、低廉な旅客運賃と上顧客サービスの充実の両立を図っている。

高いビジネスユースが見込める路線への就航

定期旅客運送事業においては、年間を通じて安定的なご利用が見込めるビジネスユースが期待できる路線への運航を行うことを方針としている。そのため、主に東京国際空港(羽田)との間で定期便を運航していることが特徴として挙げられる。特に主力路線である北九州-羽田線については、国内大手メーカーの工場等が集積した北九州工業地帯と各メーカーの本社機能を有する首都を結ぶ路線であることからビジネスにおけるニーズが高いと考えている。

また、北九州空港が24時間運用されていることを活用し、早朝5時台の出発から24時台の到着まで、幅広い時間帯での運航を実現しており、ビジネスユースにおける利便性を充実させている。さらに、不定期旅客運送事業については、主に北九州空港からの近距離国際線を中心としたチャーター便の運航を行っている。

他社との連携

スターフライヤーでは、定期旅客運送事業の国内6路線において、全日本空輸株式会社との共同運航(コードシェア)を行っている。共同運航は、座席の一定割合を全日本空輸株式会社に卸売りするものであり、営業収入の安定化に寄与するものと考えている。またこれに加えて、スターフライヤーは、全日空の予約販売システムを用いて定期旅客運送事業における航空券の販売を行っている。これにより、全日本空輸株式会社の代理店網を活用した航空券販売が可能となっている。

スターフライヤーの営業未収入金のうち当該事業の販売額は、別途契約のある一部の販売代理店や法人顧客向けのものを除き、全日本空輸株式会社より回収することとなっている。また、定期旅客運送事業以外にも、貨物運送事業において全日本空輸株式会社との共同運航を行っている。

経営方針

「安全運航」を至上の責務とし、安全・確実な輸送(旅客・貨物)と快適かつ質の高い移動空間・サービスの提供に努め、他社にはない新たな価値を創造し、企業理念である『感動のあるエアライン』を目指す。企業理念は「私たちは、安全運行のもと、人とその心を大切に、個性、創造性、ホスピタリティをもって、「感動のあるエアライン」であり続けます。」である。

経営環境および中長期的な会社の経営戦略

航空業界は、日本経済の緩やかな回復基調や特にアジアを中心とした訪日外国人の増加を背景とした航空需要の拡大が見込まれる。一方で、為替や原油価格の急激な変動や地政学リスク、エアライン間や他交通機関との競争激化等、常に対処すべき課題の多い環境下におかれている。

特に、他の航空会社にはないスターフライヤーの特徴的な経営方針に対して、LCC(格安航空会社)のみならず大手航空会社も攻勢を強めており、競争環境はますます厳しさを増すと考えられる。このような状況のなか、中長期的な会社の経営戦略として、現行の中期経営戦略「“らしさ”の追求2020」を2020年度から継承する2025年度までのありたい姿として、新中期経営戦略を策定している。

新路線展開の更なる成長

感動のあるエアラインとしてさらに多くの顧客へサービスをお届けするため新路線展開・国際線を軸とした成長市場へ挑戦する。

ビジネスモデルの進化

航空事業を基軸としながら、その枠を超えた領域においても「新たな価値」を顧客に届けるため、「顧客体験価値(CX)の向上」を図り、新たなサービスや事業の開発に取り組む。

経営基盤の強化

デジタル技術を変革のエンジンとして、「業務改革と働き方改革」「”品質”の更なる追求」「CX・ビジネスモデルの進化」を3つの変革領域と定め、様々な環境変化にスピーディに対応できる人財・企業へと進化する。

優先すべき対処すべき課題

新型コロナウイルス感染症による需要喪失は未曾有の危機と捉えている。経営陣のリーダーシップのもと全社一丸となって乗り越え、事業の継続、その後の成長を目指す。

事業継続のための取り組み

早期の運転資金の確保。需要減少に応じた生産体制の調整(計画的減便・運休、社員の一時帰休等)。感染症拡大阻止への取組み(組織的な全社員の健康管理、テレワークの実施等)。プロジェクト体制でのコスト削減・生産性向上の取組み。

目標とする経営指標

売上高営業利益率、ユニットコスト、純資産額。


2020年3月期有価証券報告書(提出日:2020年6月29日)

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