ジャフコ グループ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1887億9000万 円
銘柄コード 8595(市場第一部(内国株))

ジャフコは東京大手町に本社をおく企業。1973年に日本合同ファイナンスとして設立。1982年には日本で初めて投資事業組合を設立した。日本、米国シリコンバレー、アジアの3拠点を中心に投資活動を展開している。インキュベーション事業では観光庁が推進する事業創出プログラムにも支援者として参加。日米のライフサイエンス企業への投資や大学・研究機関の研究成果の事業化支援、バイアウト投資なども行なっている。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

ジャフコグループ株式会社(JAFCO Group Co.,Ltd.)は、東京都港区に本社を置くベンチャーキャピタル。1973年4月、未上場の優良中堅・中小企業を発掘、投資、育成することを主要業務とすることを目的として前身である日本合同ファイナンスが設立された。1982年には日本で初めて投資事業組合を設立。1984年に海外現地法人として「JAFCO America Ventures Inc.」を設立するなど事業エリアを拡大。1997年に社名を株式会社ジャフコに変更。2001年1月に東京証券取引所市場第一部上場を果たした。2007年12月、金融商品取引業者(第二種金融商品取引業及び投資運用業)として登録。2017年に資本参加していた野村グループから株式を取得して独立。2020年10月より社名をジャフコグループに変更した。

事業内容

ジャフコの事業は、ファンドの運用を通じたベンチャー投資とバイアウト投資(安い価格で企業の合併や買収を行い、企業価値を高めてから売却する投資)に特化している。ファンドの運用資金については、3年前後に1度、機関投資家や事業会社などから募集している。また、すべてのファンドにジャフコの自己資金を投入し、自らファンドパフォーマンス向上にコミットしている。ジャフコではファンドの運用期間は10年、2年の延長期間を設定している。

ビジネスモデル

ジャフコは、ファンド募集のタイミングにかかわらず、常に有望企業を開拓し、3年前後を目途に新規投資を積み上げ、ファンドごとに良質のポートフォリオを構築している。投資後の経営関与を高め、起業家とともに事業の成長と企業価値の向上を図っている。そして、新規上場(IPO)やM&A等によるEXIT(売却)を目指している。収益源は、ファンド出資を通じたキャピタルゲイン、ファンドの管理報酬、成功報酬となる。

対処すべき課題

ジャフコが対処すべき主要な課題は「厳選集中投資と経営関与により新事業を創出」や「ファンドパフォーマンス向上を持続的に追求」など5つある。

厳選集中投資と経営関与により新事業を創出

世の中に必要とされる新しい価値=新事業を継続的に生み出していくことが、ジャフコの使命だ。そのためには、ポテンシャルの高い投資対象を絞り込み、大胆に投資を行っていくことが必要になる。ジャフコは投資先企業に対し影響力のあるシェアを確保し、投資先の経営に深く関与することで、企業の成長を促進していく。

ファンドパフォーマンス向上を持続的に追求

十分な投資資金を確保するには、外部出資者を安定的に確保することが不可欠だ。ジャフコは自己資金をファンドに出資し、出資者とともにファンドからの収益を享受している。長期にわたるファンドパフォーマンスの持続的な向上が、ジャフコの最大の責務だ。

良質なポートフォリオの積み上げ

「厳選集中投資」「コミットメント投資」による良質なポートフォリオを積み上げていくことが、ファンドパフォーマンスの向上につながる。ジャフコでは今後もこの投資方針を堅持し、投資対象マーケットの拡大と投資運用能力を合致させながら、運用資産の拡大を図っていく。

投資先の「CO-FOUNDER」となりうる人材の育成

ジャフコは、起業家とともに事業の立ち上げに深く関わり、「チャレンジ精神」や「開拓者」を持ち合わせた若手の育成を、創業以来重視している。成功や失敗の体験を絶えず受け継ぎ、蓄積していくことが、永続的なファンドパフォーマンスの向上につながると確信している。

自己資本の充実と株主還元のバランスを重視

スタートアップ企業を主体とした良質なポートフォリオを積み上げ、その価値を高め、最適なEXIT(売却)をつくりだすためには、長期間を要する。IPOやM&A等によるEXIT価値は、市場環境によって大きく変動する。流動性が乏しい未上場企業に投資をし、高いパフォーマンスを上げると同時に、継続的な株主還元を行っていくために、自己資本の充実と強固な財務基盤の維持を図っていく。

また、「CO-FOUNDER」という企業アイデンティティーを確立し、ジャフコが掲げる「新事業の創造にコミットし、ともに未来を切り開く」というミッションの実現に向けて、「経験知を受け継ぎ成功を再現する」「次世代を追求し事業をつくりだす」「グローバルに展開しローカルに集中する」「起業家と真摯に企業価値を高める」「先駆者として規律と透明性を守り抜く 」という5つの姿勢を堅持していく。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月17日)