オリンパス【7733】 プライム(内国株式)

内視鏡、治療機器、科学製品の製造販売、持株会社および金融投資活動を展開。

オリンパス【7733】 プライム(内国株式)

内視鏡、治療機器、科学製品の製造販売、持株会社および金融投資活動を展開。

事業内容

オリンパス株式会社とそのグループ企業(以下、オリンパス)は、内視鏡、治療機器、科学およびその他製品の製造販売を主な事業としています。これらの事業は、内視鏡事業、治療機器事業、およびその他事業の3つのセグメントに分類されています。

内視鏡事業では、消化器内視鏡、外科内視鏡、医療サービスを提供しており、オリンパスメディカルシステムズ株式会社やオリンパスマーケティング株式会社など、多数の子会社が関与しています。また、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズ株式会社が関連会社として名を連ねています。

治療機器事業では、消化器科処置具、泌尿器科製品、呼吸器科製品、エネルギー・デバイス、耳鼻咽喉科製品、婦人科製品など、幅広い医療機器を扱っています。このセグメントには、オリンパスメディカルシステムズ株式会社や青森オリンパス株式会社などが含まれます。

その他事業では、生体材料や整形外科用器具などを提供しており、オリンパステルモバイオマテリアル株式会社やFH ORTHO SASなどがこのセグメントに属しています。

加えて、オリンパスは持株会社や金融投資などの共通事業活動も行っており、Olympus Corporation of the AmericasやOlympus Europa Holding SEなどがこれに該当します。

2023年4月3日には、科学事業を㈱BCJ-66に譲渡し、非継続事業として分類しています。これにより、オリンパスの事業構造はさらに特化し、主要な事業セグメントにより集中されることになりました。

特集記事

経営方針

オリンパスは、健康と安心、心の豊かさを実現することを経営理念とし、持続的な成長と企業価値の向上に努めています。2023年4月以降、同社は「患者様の安全と持続可能性」、「成長のためのイノベーション」、「生産性の向上」を重点事項として掲げ、規制当局やステークホルダーと協力しながら、ヘルスケア業界およびESGをリードする企業を目指しています。

新たな経営戦略として、同社は「Shift to Grow」ステージを発表し、成長と収益性の両面に注力します。この戦略の下、オリンパスは事業拡大とグローバル展開、戦略的M&A、ケア・パスウェイの強化、インテリジェント内視鏡医療エコシステムの4つのキードライバーを通じて、市場ポジションの拡大と患者様の体験価値及び治療成果の改善を目指します。

また、投資やイノベーションを実現するための基盤強化にも注力しており、品質保証や法規制対応(QA/RA)、研究開発(R&D)、製造・サプライチェーンマネジメント、グローバルターゲットオペレーティングモデル(GTOM)の4点に焦点を当てています。

財務ガイダンスに関しては、2024年3月期から2026年3月期の3年間で、約5%の売上高CAGRと20%前後の調整後営業利益率を維持し、EPSは売上成長を上回る約8%のCAGRを目指しています。これにより、オリンパスは安定的な価値創造と競争力のある成長を実現することを目標としています。