富士通【6702】 プライム(内国株式)

ICT分野でシステムインテグレーション、クラウドサービス、パソコン、電子部品の提供。

富士通【6702】 プライム(内国株式)

ICT分野でシステムインテグレーション、クラウドサービス、パソコン、電子部品の提供。

事業内容

富士通及びそのグループ会社は、ICT(Information and Communication Technology)分野において、幅広いサービスを提供しています。これには、システムインテグレーション、コンサルティング、アウトソーシングサービス、クラウドサービス、ネットワークサービス、システムサポートサービス、セキュリティソリューション、各種ソフトウェア、サーバ、ストレージシステム、フロントテクノロジー(ATM、POSシステム等)、車載制御ユニット、車載情報システム、ネットワーク管理システム、光伝送システム、携帯電話基地局などが含まれます。

富士通の主要なビジネスセグメントは「テクノロジーソリューション」であり、これには上記の多岐にわたる製品とサービスが含まれます。また、「デバイスソリューション」セグメントでは、新光電気工業㈱を中心に電子部品(半導体パッケージ、電池等)の開発、製造、販売が行われています。「ユビキタスソリューション」セグメントでは、富士通及び富士通パーソナルズがパソコンの販売を担当しています。

これらの事業を通じて、富士通グループは最先端のテクノロジーを駆使した製品の開発、製造及び販売並びにサービスの提供を行っており、ICT分野におけるトータルソリューションビジネスを展開しています。グループ会社には、富士通フロンテック㈱、㈱トランストロン、富士通テレコムネットワークス㈱、富士通アイソテック㈱、Ridgelinez㈱、富士通Japan㈱、㈱富士通エフサス、富士通ネットワークソリューションズ㈱などが含まれ、国内外で幅広いICT関連サービスを提供しています。

特集記事

経営方針

富士通は、イノベーションを通じて社会に信頼をもたらし、持続可能な世界を目指すというパーパスのもと、企業価値の持続的な向上を目指しています。同社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引し、社会課題の解決に貢献する企業への変革を進めています。2023年度から2025年度までの中期経営計画では、持続的な成長と収益力向上のモデル構築を目指しています。

富士通は、地球環境問題の解決、デジタル社会の発展、人々のウェルビーイングの向上を重点領域と定め、これらの分野で気候変動、情報セキュリティの確保、医療ヘルスケアの推進など11の課題に取り組んでいます。中期経営計画では、事業モデル・ポートフォリオ戦略、カスタマサクセス/地域戦略、テクノロジー戦略、リソース戦略の4つの重点戦略を定めています。

事業モデル・ポートフォリオ戦略では、成長領域への投資を明確にし、サービスソリューションとハードウェアソリューションの2つに事業セグメントを分類しています。カスタマサクセス/地域戦略では、コンサルティング力の強化とモダナイゼーションビジネスの強化に注力しています。テクノロジー戦略では、Fujitsu Uvanceを支える5つのキーテクノロジーにリソースを集中させ、AIを核にビジネスに実装していきます。リソース戦略では、グローバル統一のJob Roleを定義し、人材ポートフォリオの見える化や事業と連動した人材の育成計画を進めています。

財務面では、2025年度に売上収益4兆2,000億円、調整後営業利益5,000億円、利益率12%の達成を目指しています。非財務面では、環境、お客様、生産性、人材の4つの項目において2025年度のKPIを定め、達成に向けて取り組んでいます。これらの戦略を通じて、富士通は2030年に向けて、サステナビリティに貢献するデジタルサービスを提供し、ネットポジティブを実現するテクノロジーカンパニーを目指しています。