グッドパッチ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 212億2000万 円
銘柄コード 7351(マザーズ(内国株))

事業内容

グッドパッチは、デジタルプロダクト・組織・ブランドイメージなどのデザイン支援を行う「デザインパートナー事業」とデザインパートナー事業が行うUI/UXデザイン支援をバックアップする「デザインプラットフォーム事業」を展開している。

デザインパートナー事業

デザインパートナー事業は、WEBサイトやスマートフォンアプリなどデジタルプロダクトのデザイン開発を進めたい顧客に対し、次の3つの領域にまたがってサービスを提供している。1つは、主にデジタルプロダクトのUI/UXデザイン支援(戦略立案・企画・設計・開発の支援)を行うExperience Design(UI/UX)領域である。組織やブランドイメージのデザインを支援するBrand Experience領域にも取り組んでいる。そのほか、デジタル以外も含むプロダクト全般の戦略とビジネスモデルをデザインするBusiness Design領域がある。

デザインプラットフォーム事業

デザインプラットフォーム事業は、デザインパートナー事業が行うUI/UXデザイン支援をバックアップする基盤である。「ソフトウェア」(デザインITツール)、「企業内デザイン人材」(デザイナー採用支援サービス)、「デザインビジネス環境」(クラウドソーシング)の3点から、製品が世に出るまでのプロセスをサポートしている。

株式会社グッドパッチと連結子会社2社の計3社で構成されている。

経営方針と経営指標

グッドパッチグループは、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」というビジョンのもと、「デザインの力を証明する」というミッションを掲げている。そして、UI/UXデザイン支援を通じて、ビジネスにおける「デザインの価値」を世に広めていきたいと考え、事業を行っている。

なお、グループの主力事業であるデザインパートナー事業の収益の源泉は、顧客のデザインプロジェクトからの月額報酬である。そのため、経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標は、月平均プロジェクト数及び平均プロジェクト月額であると考えている。

経営戦略と経営環境

IT専門調査会社のIDCによると、グッドパッチグループが事業展開しているUI/UXデザイン市場の年平均成長率は14.4%(2018年)、市場規模は484億USドル(2018年)から950億USドル(2023年)に拡大すると予測されている。また日本でも経済産業省は、デザインを重要な経営資源として活用する「デザイン経営」の推進を提言している。

こうした環境の下、グッドパッチグループは「デザイン経営」を具体的に実践したい企業に向けて、企業レベルでのブランディングから個別サービスでのデザインの実践まで幅広くサポートしている。その一方でこれまでに関与したUI/UXのデザイン事例を有効活用しながら、SNSなどを活用したPR活動をさらに推進し、効率的にこの領域におけるブランディングを進めようと考えている。

対処すべき課題

グッドパッチは、次の項目を対処すべき課題と考えている。

1つ目は、デジタルトランスフォーメーション(DX)における存在感の向上である。グッドパッチグループは、ビジネスとデザインの連動が今後は不可欠になると考えており、デザインがビジネスに直結する実例を広く市場にアピールすることでDX支援を推進しようと図っている。

2つ目は、デザイン組織の拡大成長についてである。そのために社内デザイン組織と社外デザイン組織を併せ持ち、それぞれの拡大成長を図りながら、顧客企業のデザインに対するニーズに応えようと取り組んでいる。

3つ目は、デザインにおける組織マネジメントの推進である。デザインは製品を利用するユーザーの環境によって大きく異なるため、これまでの知見を共有しながら、あらゆるケースに応じてベストなデザインを生み出せるよう取り組んでいる。

4つ目は、デザインバリューチェーンの機能強化である。そのためにUI/UXデザイナーだけでなく、IoTやAIなど多種多様な知見を持つ人材の拡充を進める一方、実装やメンテナンスまで含めた関係性を構築できるよう、各プロセスでのリソース強化を図っている。

その他にも、グローバル市場の開拓、ソフトウェアやデザイン人材市場への取り組み、内部管理体制の強化、デザインパートナー投資などを取り組むべき課題と考えている。