ツクルバ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 82億3000万 円
銘柄コード 2978(マザーズ(内国株))

2011年、村上浩輝氏と中村真広氏が創業。
同年、コワーキングスペース「co-ba shibuya」の運営をスタート。
2012年には空間デザイン・プロデュース事業(現・シェアードワークプレイス事業)、2015年にはリノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を開始。2019年7月、東証マザーズに上場。

ツクルバの事業は、「cowcamo(カウカモ)事業」と「シェアードワークプレイス事業」の大きく2つに分けられます。

① cowcamo(カウカモ)事業

リノベーション・中古住宅流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」を展開しています。

売主が掲載する物件情報を、興味があるユーザー(買主候補)に見せることで、リノベーション物件を「買うかも」しれない人とのマッチングを行うというサービス。

掲載する物件には一件一件取材を行い、単なる「広さ」「価格」などのスペック(定量的)情報にとどまらない、定性的な側面を重視しています。

収益モデルは、成約時に売主から受け取る「仲介手数料」や、物件企画支援を行うときの「企画料」があるほか、買い主側からも仲介手数料を受け取っています。

買主の要望などにより、一部の取引では、ツクルバ社が一時的に物件を仕入販売するケースがありますが(再販取引)、在庫リスクをコントロールできる場合に限定しており、全体としては仲介取引の割合が多数を占めています。

② シェアードワークプレイス事業

ツクルバ が展開するもう1つの事業が、シェアードワークプレイス事業です。

リノベーションしたオフィス空間に様々なサービスを組み合わせ、「働く場」をサブスクリプション型のサービスとして提供。

スタートアップや個人事業主、クリエイターなどの「チャレンジする人・組織」を主要な顧客としたコワーキングスペース「co-ba(コーバ)」、成長中のスタートアップ向けに企業の成長や変化に合わせて柔軟にオフィススペースをレンタルすることができる「HEISHA(ヘイシャ)」の2つのサービスを提供。

さらに、ワークスペースの仲介・設計などの受託サービスも展開しています。

特徴1. サブスクリプション型のビジネスモデル

サブスクリプション型なので、オフィスの床のみを貸し出して賃料を得る従来のオフィス賃貸とは異なり、借りる時点からすでに内装や家具が施された空間をサービスとして提供するのが特徴。

「co-ba」は月単位または一日単位でのサービス利用料、「HEISHA」では月額のサービス利用料という形で収益を得ています。

特徴2. コミュニティプラットフォーム

「co-ba」「HEISHA」のメンバーは、オフィススペースを利用するだけではなく、ツクルバ社が運営する様々なイベント、メンバー向けのオンラインサイトにおいて、相互に交流することが可能。

特徴3. ネットワーク展開

自社開発だけではなく、各地において各事業者と連携することで、早期のネットワーク拡大を図っています。

経営戦略など

創業当初は、現在のシェアードワークプレイス事業からスタートしたツクルバですが、現在の主力事業は「cowcamo」事業の方。

日本の中古住宅流通市場は2018年の首都圏だけで1.6兆円ほどの規模があるとされ、日本全国で見ると4兆円もの市場があります。 これが、2025年までに全国市場で8兆円に倍増すると言われており、cowcamo自身の市場創出によって成長に加速をつけていく方針。

中でもリノベーション住宅の成長性は大きく、2018年時点での潜在市場規模は5000億円と試算されています。住宅ストックの高齢化や、嗜好の多様化、政府による後押しなどもあって、2025年までにはこの規模が8000億円にまで達する見込み。

このような環境において、cowcamoはリノベーション時代の住宅流通プラットフォームとしてポジションを確立するという狙いです。