Amazia 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 237億6800万 円
銘柄コード 4424(マザーズ(内国株))

事業の内容

Amaziaは、創業以来、多様なインターネット・アプリサービスを企画、開発から運用まで一貫して自社内で完結した開発運用体制を構築している。アプリ開発力やマネタイズ力を強みに、個人のライフスタイルをより充実させる様々なインターネットサービスの開発・運用を経て、2014年11月にフリーミアム型マンガアプリ『マンガBANG!』の サービス提供を開始した。現在は、マンガアプリ事業に経営資源を集中している。

『マンガBANG!』では、フリーミアムモデル(基本的なサービスはすべて無料で提供し、一部の機能を有料で提供するビジネスモデル)という、多数のユーザーに最適な広告閲覧を促し、高い広告収益を得ることが可能となっている。さらに、ユーザーが課金衝動を覚えるタイミングで少額課金モデルを提供し、課金ユーザーへの転換を促すことで、高ARPU(一人当たり顧客単価)を実現している。

また、マンガ家のデビューの場として、2017年12月にマンガ投稿サービス『マンガEpic!』のサービス提供を開始した。無料で利用できるユーザー投稿型マンガサービスとして、デビュー前のマンガ家を発掘・育成し、人気作品を生み出しながら、『マンガBANG!』との連携も行っている。

マンガBANG!

『マンガBANG!』の収益モデルは課金と広告によるもので、次の2つの主要サービスから成り立っている。

第1に、 話(レンタル)課金+広告収益モデルである。「メダルで読む」、「チャージで読む」(基本的なサービスは無料とするフリーミアムコーナーのサービス)コーナーが話課金+広告収益モデルである。話課金は、1話毎に40 円程度で24時間もしくは72時間読める少額なレンタル課金モデルとなっている。広告収益は、当アプリ内で広告を表示することやユーザーが動画広告を視聴すること等で収益化するモデルである。

第2に、購入モデルが挙げられる。「ストア」(有償コインを利用して、マンガを1冊単位で購入して読むことができる)コーナーでサービス展開しており、ユーザーはストア課金をして、電子書籍を1巻単位で購買し、読むことができる。これは、従来の販売モデルと同じであるため、出版社等にとって一番受け入れやすいモデルであり、最も多く有名作品を取り揃えることを可能としている。

マンガEpic!

『マンガEpic!』は、無料で利用できるユーザー投稿型マンガサービスである。収益は広告によるもので、当アプリ内で広告を表示することやユーザーが動画広告を視聴すること等で収益化するモデルである。投稿したマンガ家の中から人気を博したマンガ家の次回作品・続編を出版・販売するとともに、将来的には、グッズ・映画・ドラマ化などの版権ビジネスで収益化を目指している。なお、人気を博した作家のデビューの場として『マンガBANG!』を利用することで、事業の連携を図っている。

経営方針

「世界にチャレンジするインターネットサービスを創る」を経営理念とし、日常で生まれるスキマ時間を充実できる質の高いサービス、事業の創出に取り組んでいる。

経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

持続的な成長と企業価値の拡大を図るために、現状の成長期においては、事業規模の拡大を重視しており、「売上高」を重要な経営指標としている。

中長期的な会社の経営戦略

上記経営方針のもと、現在はマンガアプリ事業においてアプリ開発力とマネタイズ力で、中長期にわたる継続的な成長を目指している。また、新たなアプリサービス、事業の創出や海外におけるアプリサービスを展開することで、安定的な収益構造を構築していく方針である。

経営環境及び経営戦略並びに対処すべき課題

スマートフォンを取り巻く環境は、技術進歩が非常に早く、また、市場が拡大する中でサービスも多様化している。このような環境の中、マンガアプリ事業においてアプリ開発力とマネタイズ力で、事業規模を成長させ、収益拡大を実現してきている。今後もこれまで培ったビジネス構築力を基盤に、既存事業の基盤を強化するとともに新規サービスへも経営資源を投下し、高い成長率を確保することが重要な課題と認識している。

これらの課題に対処するために、次のような8つの施策に取り組んでいる。

1. 『マンガBANG!』の差別化

『マンガBANG!』は作品数・ジャンルの充実、機能拡充により、他社との差別化を図った結果、ARPU(一人当たり顧客単価)は順調に増加しており、今後も収益拡大に寄与すると見込まれている。一方で電子コミック市場は拡大を続けているものの、電子書籍のビジネスモデルの多様化や成熟によって、電子書籍市場が徐々に飽和していくことも想定される。『マンガBANG!』の魅力をさらに高めるため、オリジナル作品の制作・配信を積極的に行うことで、差別化を進める施策に取り組んでいく方針である。

2. 周辺ビジネスの拡大

設立以来、変化の速いインターネット市場の動向をいち早く捉えて様々な事業にチャレンジしてきている。今後、中長期での成長を実現するために、マンガアプリ事業領域において蓄積した知見やノウハウ等を活用し、迅速かつ効率的に周辺事業への拡大にチャレンジしていく計画である。

3. 海外展開への対応

日本が誇るコンテンツといえる「マンガ」や「アニメ」を成長著しい世界のスマートフォンアプリ市場へ迅速に展開することが、一層の事業拡大を目指す上で重要であると認識している。今までに培った開発ノウハウや出版社等との関係を元に、海外市場に向けてマンガやアニメ関連情報を扱ったサービス展開する計画を進めている。

4. 新規ビジネスの立上げ

将来的にはマンガアプリ事業から創出される利益を、スキマ時間を充実できる新たなサービス、事業の創出に向けている。それにより、単一事業への偏重によるリスクを抑制し、将来の事業環境の変化にも機動的に対応できるビジネスポートフォリオの構築にも注力していく方針である。

5. サービス・企業認知度の向上

継続的な企業価値の向上を実現するためには、ユーザー、取引先、人材の獲得が必要であると考えている。これらの獲得活動をより効率的に進めるため、Amaziaが手掛けるサービスの持つ強み・健全性・ガバナンス体制等を戦略的に発信し、認知度及びコーポレートブランドを向上させていく方針である。

6. システム基盤の強化

スマートフォンアプリをiOS搭載端末向け及びAndroid搭載端末向けに展開していることから、サービス提供に係るシステム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識している。その重要性に鑑み、今後においてもシステム基盤の強化への取組みを継続していく方針である。

7. 組織体制の強化と内部統制及びコンプライアンス体制の強化

今後更なる事業拡大を推進するに当たって、従業員のモチベーションを引き出す目標管理制度や福利厚生等の人事制度構築に努めていくとともに、内部統制及びコンプライアンス体制の充実・強化を図っていく計画である。

8. 知的財産権の侵害への対応

著作権等の権利を著しく阻害する海賊版サイト(著作権を侵害し、無断にてインターネット上でコンテンツを公開しているサイト)によって生じる機会損失が、業績に影響を及ぼす可能性があると認識している。そのため、海賊版サイトの根絶に向けて、出版社、電子書店、関係者と協調して対策を協議実行するとともに、法制度整備ならびに著作権教育の推進に努めていく方針である。