クロアチアの首都ザグレブで、欧州初の商用Robotaxi(自動運転タクシー)が走り始めました。サービスを立ち上げたのは、トヨタ自動車を主要株主に持つ中国の自動運転企業、Pony AIです。同社が発表した2026年1〜3月期決算は、売上が前年比145%増と急成長しました。 ジェームズ・ペンCEOは決算説明会で「10年間積み上げてきた精緻なエンジニアリングを世に示す、絶好の舞台が訪れている」と述べました。2016年の創業から約10年を経た同社は、研究開発から本格的な収益化フェーズへ移行する局面にあります。事業構造の転換点を意識した発言が続きました。 主力のRobotaxi事業の売上は前年比約4倍に拡大しました。同社は決算と同時に、2026年通期の事業目標を期中で上方修正しています。当初計画を上回るペースで需要が立ち上がっていることが、修正の背景にあります。
Pony AI(小馬智行)は、中国発の自動運転企業。完全無人のロボタクシーを都市部で商用展開しており、トヨタが2019年から最大の戦略的株主として出資していることでも知られます。 2025年10-12月期(Q4)決算では、ロボタクシー事業の売上高が前年比160%増の670万ドルとなりました。通年では同事業が129%成長し、1,660万ドルに達しています。Q4の運賃課金(実際に利用者が料金を支払う乗車)の収入は前年比で約5倍に伸びており、無料の試験運行から有料サービスへの移行が進んでいることがうかがえます。 ただし、この決算で経営陣が最も力を入れて語ったのは売上高そのものではありません。広州と深圳でユニットエコノミクス(UE、1台あたりの採算)の黒字化を達成したこと、そしてそれを支える技術とパートナーシップの構造でした。