事業内容
ファイバーゲート株式会社とその連結子会社6社は、Wi-Fiソリューションの総合サービス企業として、通信サービスの提供を主軸に事業を展開しています。同社グループは、通信サービス関連事業と不動産事業の二つのセグメントに分かれており、通信サービス関連事業はホームユース事業とビジネスユース事業に細分化されています。
ホームユース事業では、マンションやアパートなどの集合住宅に光回線を敷設し、Wi-Fi機器を設置することで、入居者に無料のインターネット接続サービスを提供しています。このサービスは、賃貸物件の機能強化や入居促進、退去防止に貢献しています。
ビジネスユース事業では、店舗や商業施設、観光地などに向けて、無料Wi-Fiサービス「Wi-Fi Nex®」や多言語接続サポートを備えた「SHINOBI Wi-Fi®」、移動通信体を設置する「Wi-Fi BUS®」など、様々なニーズに応えるフリーWi-Fiサービスを提供しています。これらのサービスは、訪れる利用者に無料でインターネット接続を可能にし、施設の魅力向上に貢献しています。
不動産事業では、不動産の売買および賃貸を行っており、特に集合住宅の賃貸に力を入れています。また、通信事業と親和性の高い再生可能エネルギーの研究開発も進めており、これらの事業を通じて、ファイバーゲートグループは顧客の多様なニーズに応えるサービスを提供しています。
ファイバーゲートグループは、通信機器の開発からWi-Fi環境の構築、運用、顧客サポート、広告サービスまで一貫して提供する垂直統合型のビジネスモデルを構築し、コスト削減とサービスの最適化を実現しています。これにより、ワンストップサービスの提供が可能となり、顧客からの信頼を得ています。
特集記事
集合住宅向けインターネット接続サービスの老舗「ファイバーゲート」の成長戦略
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【IPO】アパートや観光施設向けにWi-Fi構築サービスを提供!垂直統合で差別化を図る「ファイバーゲート」
経営方針
ファイバーゲート株式会社は、通信サービスと不動産事業を軸に、成長戦略を推進しています。同社は、ホームユース事業とビジネスユース事業を中心に、Wi-Fiソリューションの総合サービスを提供しており、これらの事業を通じて、顧客の多様なニーズに応えるサービスを展開しています。
ホームユース事業では、レジデンスWi-Fiサービスの新規契約獲得とシェア拡大を目指し、リモートワークの通信品質向上やセキュリティ強化を図っています。ビジネスユース市場では、フリーWi-Fi事業に加え、ホテルや病院介護施設などへのWi-Fi需要の市場開拓を進め、リース型モデルの導入による売上及び利益の増加を目指しています。
また、通信トラフィックの急拡大や円安の影響によるコスト上昇への対応、社内システムの効率化・生産性向上、内部統制の安定運用とコンプライアンスの遵守など、経営基盤の強化にも注力しています。
2024年6月期の業績予想では、売上13,710百万円、営業利益2,530百万円、経常利益2,520百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,680百万円を見込んでおり、ホームユース事業とビジネスユース事業の成長が業績に大きく貢献する見込みです。
ファイバーゲートグループは、通信機器の開発からWi-Fi環境の構築、運用、顧客サポート、広告サービスまで一貫して提供する垂直統合型のビジネスモデルを強みとし、継続的な企業価値向上に努めています。