事業内容
HANATOUR JAPANは、主に旅行事業を展開している企業で、その事業内容は多岐にわたります。同社は、韓国からの日本向けインバウンド旅行商品の日本国内での各種手配業務を中心に、中国や東南アジアからのインバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営などを手がけています。具体的には、HANATOUR SERVICE INC.からの送客に対し、日本国内のホテル、バス、レストラン、観光地等の手配業務を行っており、㈱友愛観光バスとの業務提携により、各地のバス手配も行っています。また、パッケージツアーだけでなく、訪日個人旅行者や企業の報奨旅行等の受注型企画商品も多数取り扱っています。
さらに、アジア各国からのパッケージツアーや訪日個人旅行者、企業の報奨旅行、航空券、ホテル等の手配旅行、企画商品の取り扱いも行っており、フィリピン、ベトナム、インド、タイ等の現地エージェントの新規開拓営業にも注力しています。日本全国のホテルの仕入れや年間ブロックによる客室の確保、管理運営も行っており、「Gorilla」というシステムを通じて管理しています。また、日本現地ツアーやオプションツアー、チケット斡旋販売も手がけており、各国の観光地の入場券や交通パスなどを販売しています。
子会社については、㈱友愛観光バスがバス事業を、㈱アレグロクスTMホテルマネジメントがホテル等施設運営事業を、HANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDがソフトウエア開発をそれぞれ担っています。これらの子会社を通じて、より快適で安全なバス運行業務、Tmark City ホテルの運営、ソフトウエアやWebシステムの開発、運用保守管理などを行っています。
経営方針
HANATOUR JAPANは、訪日外国人旅行客へのサービス提供を中心に、旅行事業、バス事業、ホテル等施設運営事業を展開しています。同社は、「世界の旅行者に“安全”で“感動的”な旅行体験を提供し、人々を幸せにすることを通じて、世界平和に貢献する」というミッションを掲げ、訪日旅行市場におけるインフラ整備を進め、ワンストップサービスの提供を目指しています。
経営指標としては、全社及び各事業の売上高及び営業利益の継続的な成長とその成長率の維持向上を重視しており、インバウンド旅行需要の拡大を背景に収益性の向上と継続的な成長を目指しています。中長期的な経営戦略としては、国内外のネットワークを活用し、商品競争力の強化、オンラインプラットフォームの構築、新規事業の展開を通じて、インバウンド旅行市場における優位性の確立を目指しています。
新型コロナウイルス感染症の影響に対しては、コスト抑制の継続と事業拡大、財務基盤の強化を図り、事業面及び財務面での安定化を目指しています。また、コロナ収束後の成長加速に向けて、新規マーケットの開拓、競争力のある旅行商品の開発、FIT商品の拡大、バス事業における稼働率の平準化、ホテル等施設運営事業における事業基盤の確立、人材の確保・育成、内部管理体制の強化など、幅広い分野での取り組みを進めています。
これらの戦略を通じて、HANATOUR JAPANはインバウンド市場の回復とともに、持続可能な成長を目指しています。