業務ソフトをクラウドで提供する企業のリストです。大手からデータ基盤・開発ツールの専業まで含みます。
ソフトウェア企業のパランティアが8月5日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比27%増の6.8億ドル。営業利益は同じく十倍に増え、1億ドルを突破した。 株価はこの一カ月で一割強の下落だったが、決算発表後の時間外株価は執筆時点で12%の上昇。下落分を取り戻すことになりそうだ。 「過去の台本はもうワークしない」そう豪語するのは、パランティアのCEO、アレックス・カープ氏だ。「これまで(過去の台本を)信じ込んでいた人ですら、このことを知っている」と皮肉った。
マイクロソフトが7月30日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比15%増の647億ドル、営業利益は同じく15%増の279億ドルだった。 2020年頃、「マイクロソフトの営業利益は毎月日本中の豆腐が降ってくるのと同じ」とツイートしたことがある。当時は四半期に150億ドルを稼いでおり、ドル円も100円強。豆腐の国内市場規模が5,000億円ほどであることに引っ掛けたジョークである。 市場規模は年間消費額なので、今思うとおかしな表現ではある。5,000億円というキリの良さもあって市場規模や売上のサイズ感を記憶するのに便利、という意図であった。
Adobeが6月13日、2024年3〜5月決算を発表。売上高は前年比10%増の53億ドル、営業利益は同じく16%増の19億ドルだった。 大幅減益となった前四半期から一転、決算発表翌日の株価は14.5%もの上昇を示した。今四半期の結果が想定を上回り、同社のAI戦略がポートフォリオ全般の優位性を高めていると市場は好感したようだ。 シャンタヌ・ナラヤンCEOは「革新的な製品ロードマップにより顧客価値を伸ばしていることが成功を後押しした」とアピール。クリエイターから学生、起業家やあらゆるサイズの法人が、同社の製品を使っている。
セールスフォース(Salesforce, Inc.)が5月29日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比11%増の91.3億ドル、営業利益は同4.1倍の17.1億ドルだった。 マーク・ベニオフCEOは「顧客がAIを使って全く新しい方法でつながるための大きな機会の始まりに我々はいる」とアピール。「今後十年で企業がAIの可能性を引き出すことを支援するため、非常に有利な立場にいる」と豪語した。 SaaSの代表企業であるセールスフォースは、顧客がその顧客とつながるためのCRMツールにおける代表企業。各所にAI機能を盛り込むことで、さらなる革新を目指してきた。
オンライン会議ツール提供のZoomが5月20日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比3.2%増の11.4億ドル、営業利益は3.2億ドル(前年同期は974万ドル)だった。 4四半期連続でまとまった利益を計上したものの、売上成長は依然として鈍い。株価も引き続き低調で、時価総額は197億ドル。バランスシート上には、74億ドルもの現金同等物(短期投資含む)が積み上がっている。 5〜7月の売上予想は11.45〜11.5億ドル(前年比0.5〜1%増)と、成長率はさらに鈍化する見通し。ただし経営陣によれば、第2四半期の売上成長率が当面でもっとも低い値になるという。つまり、下期以降は成長率が加速していく。
ソフトウェア企業のパランティア(Palantir)が5月6日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比21%増の6.3億ドルに加速。営業利益は8,088万ドル(前年比20倍)だった。 アレックス・カープCEOは株主向け書簡の冒頭で、これまでの苦労を振り返った。大企業、ましてや政府機関向けの技術インフラを作ることは、事業を破綻させる最も確かな方法だなどと投資家に言われてきたという。 同社が創業したのは2003年のことだ。それから20年以上が経ち、世の中は変わった。カープCEOに言わせれば、パランティアの事業は「最も熱心な擁護者さえ、可能とは言い難かったようなペース」で伸びている。
マイクロソフトが4月25日、2024年1〜3月期決算を発表。同社においては第3四半期にあたる。 売上高は619億ドル(前年比17%増)に拡大し、営業利益も276億ドル(同23%)と堅調。株価はこの一カ月で5.4%ほど下がっていたが、決算発表後の時間外株価は4.6%上昇した。 サティア・ナデラCEOはプレスリリースで「CopilotシリーズがAI革命の新時代を指揮している」と豪語。あらゆる職種や業界において、ビジネスの結果を改善していることを主張した。
SaaS企業をめぐる評価が成長から収益へとシフトする中、かえって大きな躍進を遂げた企業がいくつかある。その一つが、ITサービスマネジメントプラットフォームとして始まったServiceNowだ。 かつて粉飾会計によって倒産したペレグリン・システムズでCTOを務めたフレッド・ラディが2004年、50歳を目前にして創業。自宅オフィスの一台のノートパソコンから始まったServiceNowは、今や世界を代表するSaaS企業の一角を成している。 加えて目覚ましいのは、業績の改善だ。2023年の売上高は90億ドルに迫り、前年比24%増。営業利益は7.6億ドルに倍増し、営業利益率は8.5%に向上した。時価総額は1,550億ドルを超え、コロナ禍のピーク時を既に超えている。
テクノロジー企業の「オラクル(Oracle)」が株式市場での評価を高めている。3月11日に新たな決算を発表後、株価は急騰。この一カ月間での上昇率は20%に迫る。 オラクルは長く高収益企業としての地位を享受してきたが、ビッグ5(Apple、Microsoft、Amazon、Alphabet、Meta Platforms)などと比べると地味な存在だ。成熟したエンタープライズ向け企業として認識している人が多いのではなかろうか。 一方で同社は、アメリカンドリームを体現する企業でもある。会長兼CTOとして今なお経営に携わるのは、創業者のラリー・エリソン氏。同氏が登場する決算会見は、印象的な言葉のオンパレードだ。
Adobeが3月14日、2023年12月〜翌2月期決算を発表。売上高は前年比11%増の52億ドル、営業利益は同じく43%減の9.1億ドルだった。 営業利益が急減した理由は、デザインツール「Figma」の巨額買収が頓挫し、契約解除料として10億ドルを支払ったため。この影響がなければ営業利益は19億ドルとなり、前年比で20%増となる。 業績自体は堅調というわけだが、決算発表後の時間外株価は目下11%の急落。第2四半期の売上予想が52.5〜53億ドル(前年比9〜10%増)と控え目だったことなどが投資家の期待を裏切った。