業務ソフトをクラウドで提供する企業のリストです。大手からデータ基盤・開発ツールの専業まで含みます。
MongoDBが6月4日、2025年2〜4月期決算を発表。売上高はおよそ5.5億ドル(前年比22%増)、一般会計原則(GAAP)に基づく営業損失は5,355万ドルでした。 2025年2月にはスタートアップ企業のVoyage AI社を買収しました。買収額は2.2億ドルとBloombergが報じています。 高成長企業として知られてきたMongoDBも、すっかり一般的な売上成長率に落ち着いてきました。その一方で営業損益は赤字基調が続いており、184億ドルにのぼる巨大な時価総額を正当化することができるか疑問も残ります。今回は、そんな同社の最新決算について紹介します。
マイクロソフトが発表した2025年1〜3月期(FY2025第3四半期)の連結決算によると、売上高は701億ドル(前年同期比13%増)、営業利益は320億ドル(同16%増)、純利益は258億ドル(同18%増)となりました。 クラウドサービスとAI関連事業の好調さが全体を押し上げ、増収増益の二桁成長を達成しています。「マイクロソフトクラウド」と総称される事業の売上高は424億ドルに達し、前年から20%増加。市場予想を上回る結果を受けて株価は時間外取引で約7%近くも上昇しています。 好調の背景には、生成AI(ジェネレーティブAI)を中心としたサービス強化と、それを支えるクラウド基盤の拡大があります。生成AIへの積極投資が各業界で加速する中、マイクロソフトはOpenAIとの提携や自社サービスへのAI統合を強化。サティア・ナデラCEOは決算資料の中で「クラウドとAIはあらゆる企業にとって生産性向上とコスト削減、成長加速のための不可欠なインプットだ」と述べました。
上場SaaS企業を取り巻く環境はこの何年かで大きく様変わりした。多くの上場SaaSベンダーが苦心しているのは、収益性を高めつつ持続的な成長ができることを株式市場に納得してもらうことだ。 そんな企業の一つに米国のDocuSignがある。同社はかつてSaaSブームで高い評価を得たが、その後の株価は手厳しい推移であり続けている。経営体制も刷新し、注力しているものの一つが収益性の向上。同社の言葉を借りれば「営業効率を向上し、レバレッジを高めること」である。 実際に足元では、売上成長のスローダウンこそ否めないものの、営業利益率は大きく向上。直近四半期における営業利益率(GAAP)は7.9%、非GAAPベースでは29%に拡大した。
パランティア・テクノロジーズが2月3日、2024年10〜12月期決算を発表。売上高は8.3億ドル(前年比36%増)、営業利益は1,104万ドル(同83%減)だった。 増収減益という結果だが、株式市場における評価は高騰。決算発表後の時間外株価は22%を超える上昇となり、時価総額は2,300億ドルを突破。信じられないような高い評価をさらに更新した。 アレックス・カープCEOは「まだ早期段階に過ぎない」と今後の期待を煽った。無論、AI時代の到来に関する発言だ。現在は第一幕の始まりに過ぎず、これから何年、何十年と「革命」が続いていくという。
マイクロソフトが1月29日、2024年10〜12月決算を発表。同社においては第2四半期にあたる。売上高は696億ドル(前年比12%増)、営業利益は317億ドル(同17%増)だった。 注目すべきポイントは当然、AIだ。サティア・ナデラCEOは「我々のAI事業は既に、年間売上ペース130億ドルを超えている。前年比175%の成長だ」と進捗をアピールする。 各事業の詳細に入る前に、ナデラCEOは全体の戦略について述べた。どのように資本を投資し、AIインフラを拡大していくかである。同社はAIのトレーニングと推論の両面において、これまで大きな効率化を成し遂げてきた。
動画会議ツールのZoom Video Communicationsが11月25日、2024年8〜10月期決算を発表。売上高は前年比3.6%増の118億ドル、営業利益は同じく7.9%増の18.3億ドルだった。 エリック・ヤンCEOは10月の『Zoomtopia』イベントで数々のAI機能をお披露目したことをアピール。「AIファースト」な業務プラットフォームとして差別化するビジョンに邁進していることを強調した。 業績は徐々に拡大しているが、足元では利益が弱含んだ。その一方で株価は今年8月を境に持ち直し、時価総額は274億ドルに拡大。株価収益率は約29倍、手元キャッシュ(約77億ドル)を考慮した場合は約21倍となっている。
マイクロソフトが10月30日、2024年7〜9月期決算を発表。売上高は前年比16%増の656億ドル、営業利益は同じく14%増の306億ドルだった。 サティア・ナデラCEOが強調したのは、やはりAI周辺の事業進捗だ。AIビジネスの売上高は次の四半期、年間100億ドルペースに達する見通し。これは、マイクロソフトの歴史においても史上最速であるという。 現在のマイクロソフトを後押ししているのは、AIだけではない。世界中、大中小さまざまな企業がクラウドへの移行を進めており、大手テクノロジー企業としての恩恵を一身に受けている。
Adobeが9月12日、2024年6〜8月期決算を発表。売上高は前年比11%増の54億ドル、営業利益は同じく17%増の20億ドルだった。 決算発表後の時間外株価は執筆時点で8.9%の下落となったが、サンタヌ・ナラヤンCEOは依然として前向きだ。三か月間に稼いだフリーキャッシュフローが20億ドルを超えるなど、収益性の高さはテクノロジー企業の中でも折り紙つきだ。 クリエイティブクラウド、ドキュメントクラウド、エクスペリエンスクラウドの各分野で生成AIの活用も進める。今回の記事では、新たな決算で経営陣が語った内容について紹介する。
動画会議ツールを手がける米Zoomが8月21日、2024年5〜7月期決算を発表した。売上高は前年比2%増の11.6億ドル。営業利益は同じく14%増の2億ドルだった。 会社全体の成長率が横ばいとなる中、株式市場における評価は低迷。年初来株価は12%以上も落ち込み、時価総額は186億ドルとなった。決算発表後の時間外株価は執筆時点で2.9%ほどの上昇となっている。 安定したキャッシュフローにより、現金同等物と投資有価証券の合計は75億ドルに拡大。今のZoomには、年間16億ドルものフリーキャッシュフローを生み出す力がある。ネットキャッシュを考慮した企業価値に対する「利回り」は10%を超えている。
Shopifyが8月7日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比21%増の20.5億ドル。営業利益は2.4億ドルだった。発表当日の株価は18%高と急騰した。 ハーレー・フィンケルスタイン社長は「今回の突出した成果を説明するのが待ちきれない」と興奮した様子で語った。同社は一年前に物流事業の減損損失を計上、巨額の営業赤字に陥っていた。その後は黒字化し、拡大基調を続けている。 物流事業を除けば、Shopifyの売上高は前年比25%の増収。売上総利益はそれ以上に伸びており、会社全体でも前年比25%増だった。営業費用は前四半期よりも減少し、収益性を向上。フリーキャッシュフローマージンは16%と、前年から倍増した。