業務ソフトをクラウドで提供する企業のリストです。大手からデータ基盤・開発ツールの専業まで含みます。
マイクロソフトが10月30日、2024年7〜9月期決算を発表。売上高は前年比16%増の656億ドル、営業利益は同じく14%増の306億ドルだった。 サティア・ナデラCEOが強調したのは、やはりAI周辺の事業進捗だ。AIビジネスの売上高は次の四半期、年間100億ドルペースに達する見通し。これは、マイクロソフトの歴史においても史上最速であるという。 現在のマイクロソフトを後押ししているのは、AIだけではない。世界中、大中小さまざまな企業がクラウドへの移行を進めており、大手テクノロジー企業としての恩恵を一身に受けている。
Adobeが9月12日、2024年6〜8月期決算を発表。売上高は前年比11%増の54億ドル、営業利益は同じく17%増の20億ドルだった。 決算発表後の時間外株価は執筆時点で8.9%の下落となったが、サンタヌ・ナラヤンCEOは依然として前向きだ。三か月間に稼いだフリーキャッシュフローが20億ドルを超えるなど、収益性の高さはテクノロジー企業の中でも折り紙つきだ。 クリエイティブクラウド、ドキュメントクラウド、エクスペリエンスクラウドの各分野で生成AIの活用も進める。今回の記事では、新たな決算で経営陣が語った内容について紹介する。
動画会議ツールを手がける米Zoomが8月21日、2024年5〜7月期決算を発表した。売上高は前年比2%増の11.6億ドル。営業利益は同じく14%増の2億ドルだった。 会社全体の成長率が横ばいとなる中、株式市場における評価は低迷。年初来株価は12%以上も落ち込み、時価総額は186億ドルとなった。決算発表後の時間外株価は執筆時点で2.9%ほどの上昇となっている。 安定したキャッシュフローにより、現金同等物と投資有価証券の合計は75億ドルに拡大。今のZoomには、年間16億ドルものフリーキャッシュフローを生み出す力がある。ネットキャッシュを考慮した企業価値に対する「利回り」は10%を超えている。
Shopifyが8月7日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比21%増の20.5億ドル。営業利益は2.4億ドルだった。発表当日の株価は18%高と急騰した。 ハーレー・フィンケルスタイン社長は「今回の突出した成果を説明するのが待ちきれない」と興奮した様子で語った。同社は一年前に物流事業の減損損失を計上、巨額の営業赤字に陥っていた。その後は黒字化し、拡大基調を続けている。 物流事業を除けば、Shopifyの売上高は前年比25%の増収。売上総利益はそれ以上に伸びており、会社全体でも前年比25%増だった。営業費用は前四半期よりも減少し、収益性を向上。フリーキャッシュフローマージンは16%と、前年から倍増した。
ソフトウェア企業のパランティアが8月5日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比27%増の6.8億ドル。営業利益は同じく十倍に増え、1億ドルを突破した。 株価はこの一カ月で一割強の下落だったが、決算発表後の時間外株価は執筆時点で12%の上昇。下落分を取り戻すことになりそうだ。 「過去の台本はもうワークしない」そう豪語するのは、パランティアのCEO、アレックス・カープ氏だ。「これまで(過去の台本を)信じ込んでいた人ですら、このことを知っている」と皮肉った。
マイクロソフトが7月30日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比15%増の647億ドル、営業利益は同じく15%増の279億ドルだった。 2020年頃、「マイクロソフトの営業利益は毎月日本中の豆腐が降ってくるのと同じ」とツイートしたことがある。当時は四半期に150億ドルを稼いでおり、ドル円も100円強。豆腐の国内市場規模が5,000億円ほどであることに引っ掛けたジョークである。 市場規模は年間消費額なので、今思うとおかしな表現ではある。5,000億円というキリの良さもあって市場規模や売上のサイズ感を記憶するのに便利、という意図であった。
Adobeが6月13日、2024年3〜5月決算を発表。売上高は前年比10%増の53億ドル、営業利益は同じく16%増の19億ドルだった。 大幅減益となった前四半期から一転、決算発表翌日の株価は14.5%もの上昇を示した。今四半期の結果が想定を上回り、同社のAI戦略がポートフォリオ全般の優位性を高めていると市場は好感したようだ。 シャンタヌ・ナラヤンCEOは「革新的な製品ロードマップにより顧客価値を伸ばしていることが成功を後押しした」とアピール。クリエイターから学生、起業家やあらゆるサイズの法人が、同社の製品を使っている。
セールスフォース(Salesforce, Inc.)が5月29日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比11%増の91.3億ドル、営業利益は同4.1倍の17.1億ドルだった。 マーク・ベニオフCEOは「顧客がAIを使って全く新しい方法でつながるための大きな機会の始まりに我々はいる」とアピール。「今後十年で企業がAIの可能性を引き出すことを支援するため、非常に有利な立場にいる」と豪語した。 SaaSの代表企業であるセールスフォースは、顧客がその顧客とつながるためのCRMツールにおける代表企業。各所にAI機能を盛り込むことで、さらなる革新を目指してきた。
オンライン会議ツール提供のZoomが5月20日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比3.2%増の11.4億ドル、営業利益は3.2億ドル(前年同期は974万ドル)だった。 4四半期連続でまとまった利益を計上したものの、売上成長は依然として鈍い。株価も引き続き低調で、時価総額は197億ドル。バランスシート上には、74億ドルもの現金同等物(短期投資含む)が積み上がっている。 5〜7月の売上予想は11.45〜11.5億ドル(前年比0.5〜1%増)と、成長率はさらに鈍化する見通し。ただし経営陣によれば、第2四半期の売上成長率が当面でもっとも低い値になるという。つまり、下期以降は成長率が加速していく。
ソフトウェア企業のパランティア(Palantir)が5月6日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比21%増の6.3億ドルに加速。営業利益は8,088万ドル(前年比20倍)だった。 アレックス・カープCEOは株主向け書簡の冒頭で、これまでの苦労を振り返った。大企業、ましてや政府機関向けの技術インフラを作ることは、事業を破綻させる最も確かな方法だなどと投資家に言われてきたという。 同社が創業したのは2003年のことだ。それから20年以上が経ち、世の中は変わった。カープCEOに言わせれば、パランティアの事業は「最も熱心な擁護者さえ、可能とは言い難かったようなペース」で伸びている。