2026年10月30日 15:01
コカ・コーラ、値上げしたのに単価が上がらない「前向きな理由」
Coca-Cola

南アフリカの売店に、「Mashesha(マシェシャ)」と名付けられた小ぶりのコカ・コーラが並び始めました。現地の言葉で「速い」を意味するこのボトルは、もともとインド向けに開発された低価格の単品包装です。値上げは続けているのに、1本あたりの売上単価はほとんど上がらない。Coca-Colaの2026年7〜9月期決算は、その一見ちぐはぐな姿が偶然ではないことを示しています。

販売量は伸び、シェアは22四半期連続で広がりました。その一方で、あるアナリストは「この10年で最も低い部類の価格ミックスになりかねない」と詰め寄っています。世界で最も知られたブランドが、なぜ今あえて「安く買える形」に軸足を置くのか。経営陣の説明と市場との攻防を追います。