2020年12月23日 08:00
何事もなかったかのような業績
Strainer

米国のスポーツ用品メーカー「ナイキ(Nike)」。

今年の前半、新型コロナウイルスの感染拡大で店舗の営業停止を余儀なくされ、3〜5月期には赤字に落ち込んだ。しかし、6〜8月期には前年を大きく上回る黒字に復調。

ナイキはトップブランドだから、コロナだろうと商品が売れたのだろうか?

とんでもない。その裏には、組織全体で推し進めてきた企業努力がある。 象徴的なのがEコマースだ。ナイキのデジタル売上は3四半期連続で前年比80%を上回る成長となった。

これを率いるのが、かつてPayPalなどIT企業の幹部を歴任したジョン・ドナフーCEO。超一流のIT経営者である。

デジタル前提で組織を作り替えることで、ナイキの商品戦略も変わってきている昨日の記事でご紹介したので、是非チェックしていただきたい。