「コストコ・ホールセール」会員制倉庫チェーンの”今”を徹底解説
開示資料より作成
コストコといえば、米国ワシントン州に本拠をおく小売チェーンだ。日本でも北海道から九州まで31もの「倉庫店」を展開し、将来的には50倉庫店を目指すとみられる。
2022年8月時点での倉庫店数は世界838店。世界的小売チェーンとしては決して多い数ではない。米国一の小売チェーンであるウォルマートは、世界10,500もの店舗を抱える。
それでもコストコは、株式市場でトップ級の評価を有する。時価総額は2,164億ドルにのぼり、小売チェーンとしてはウォルマート(3,992億ドル)、ホームデポ(3,343億ドル)についで世界三番目に大きい。
今回は、そんなコストコ・ホールセールのビジネスモデルについて改めて解説する。彼らはいかにして、デジタル時代の波を乗り越える強さを維持しているのだろうか。