2022年08月29日 15:54
オリンパスが約4300億円で科学事業売却 米ベインキャピタルに
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オリンパスは29日、科学事業子会社のエビデント(東京都新宿区)を4276億円で売却すると発表した。2023年1月をめどに、米投資ファンドのベインキャピタルがエビデント株の100%を取得する。

エビデントは約4000人の従業員を抱える。創薬など医学領域で使われる生物顕微鏡や、半導体市場向けの工業顕微鏡を製造・販売してきた。2022年3月期の売上高は1191億円、営業利益は175億円。

オリンパスは内視鏡や治療機器など医療分野に経営資源を集中させる方針で、「持続的な成長を実現するための経営基盤の強化に努めている」とした。譲渡益は2023年3月期4Qに計上する。