ザッポスはいかに生き残ったか?
Strainer
トニー・シェイたちが1996年に立ち上げたリンク・エクスチェンジは2年後、マイクロソフトによって2.65億ドルで買収された。
その後はアルフレッド・リンとともに「ベンチャー・フロッグス」としてベンチャー投資を始める。その中で巡り合ったのが、靴ECサイト「シューサイト・ドットコム」、後の「ザッポス」である。
ザッポスは1999年の創業から10年後の2009年、Amazonによって株式1,000万株(当時は約8.1億ドル)で買収される。今の株価なら320億ドル分だ。
創業者のニック・スインマーンは、靴ECサイトの可能性について三つのコメントで説明した。
米国の靴市場が400億ドル産業で、そのうちカタログ通販が20億ドルを占めること。ネット通販は成長が期待できること。人が靴を履かなくなる可能性が低いこと。
当初は投資先の一つでしかなかったザッポスだったが、トニー・シェイは徐々に可能性を見出し、状況的にもコミットすることを余儀なくされる。
当時は2000年前後。ITバブルが終わり、文字通り苦難の時代だった。その中でトニー・シェイがどうやって生き残り、成長につなげたのか。先日の記事にまとめたので、関心ある方はチェックしていただきたい。