2022年06月14日 13:26
ZEALSが目指す「オムニチャネル構想」と「ゼロパーティデータ活用」
Strainer

SNS上でチャットボットを通じて商品購入ができる「チャットコマース」システムを手掛けるZEALS(ジールス、東京都目黒区)が、サービスを提供できるメディアを多様化し消費者との接点を増やす「オムニチャネル構想」を推進している。このほど、デジタルサイネージにチャットボットを搭載する技術を開発。美容室を中心に2022年内に全国で1万台に導入する計画だ。

構想の先に見据えるのは、顧客の趣味嗜好や興味関心の情報が含まれる「ゼロパーティデータ」の活用だ。個人情報管理の強化を背景に広告目的のCookie利用に制限がかかる中、「ポストCookie」として注目が集まっている。

チャットボットの提供先を増やし収取するデータ量を増やすことで、SFA(営業支援)システムやCRM(顧客関係管理)システムとの連携によるパーソナライズした接客体験の提供や、広告ターゲティングなど新サービスの開発を目指す。

同社の執行役員である渡邊大介氏に、今後の展望や狙いを聞いた。