「セブンカフェ」10〜20%値上げ 7月から
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コンビニエンスストア大手のセブンーイレブン・ジャパンは7月から、店内で提供するいれたてのコーヒー「セブンカフェ」の一部商品で価格を改定する。原材料や物流費の上昇を受けて、約10〜20%値上げする。ホットコーヒーのRサイズは100円から110円になる。
Detail(詳しい内容)
7月4日から順次、価格を変更する。これまで150円だったホットコーヒーのLサイズは180円で販売する。アイスコーヒーはRサイズを100円から110円、Lサイズを180円から210円に引き上げる。
セブンは生産性や規格の変更によって「商品価格への影響を小さくする努力を続けてきた」とした上で、「ニーズに応える味・品質を今後も提供するため、やむを得ず価格の見直しをすることになった」とコメントした。
「セブンカフェ ホットコーヒー」=セブンーイレブン・ジャパン
Value(なぜ重要?)
原油価格の高騰による原材料や物流費の上昇が続く影響で、消費者に身近な飲食料品を値上げする動きが相次いでいる。民間調査会社の帝国データバンク(東京都港区)の調査では、主要な飲食料品メーカー105社の集計で、2022年以降に値上げされる商品は計8000品目超に上る。6〜7月だけで3000品目が価格改定される見通しだ。