2022年03月08日 16:46
ファーマフーズ、通販好調で営業黒字化
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機能性食品やサプリを手がけるファーマフーズは3月7日、2022年7月期中間決算を発表。売上高は288億2,100万円(前年比41.3%増)だった。営業損益は20億3,200万円の黒字(前年は8,100万円の赤字)となった。

ファーマフーズ(本社・京都市)は1997年創業。医薬品開発や機能性食品向け素材を製造・販売する。脳機能や高めの血圧を改善するGABAで知られる。近年は通信販売にも注力。2006年東証マザーズに上場、2021年に1部に指定変更された。

ファーマフーズ

高い成長を牽引したのは自社製品を消費者に通信販売する「B to C」セグメントだ。売上高は前年比33.1%増の252億円で大幅な増収。連結子会社化した化粧品販売会社や製薬会社が貢献している。

主力商品は、機能性素材を配合したサプリメントをはじめ、まつ毛美容液や育毛剤など。中でも育毛剤はリピーターが多く、海外ECでの取り扱いも始まった。商品ラインナップを充実させたことで広告投資の効率も高まり、利益を押し上げた。

同社は経営環境について「生活様式の急速な変化に対応して、消費者の意識も変化」と分析。「医療、健康及び美容に対するニーズが高まっている」として新製品の研究開発を強化する。通期の売上高は606億3,100万円を見込む。