三井不動産が東京ドームにTOB
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三井不動産は27日、東京ドームへのTOB(株式公開買付)を発表、完全子会社化する方針を示した。
連携するのは、なんと読売新聞グループ本社。もっとも、東京ドームとの関係性を考えれば意外な座組みではない。買収総額は約1,200億円にのぼる。
買収によってドーム周辺を一体的に運営し、複合レジャー施設「ボールパーク」の開発を進めるというプランだ。段取りは次のステップで行われる。
- 三井不動産が東京ドームにTOBを実施
- 子会社化した後、読売グループが2割出資する
三井不動産によるTOB期間は11月30日から来年1月18日まで。価格は一株1,300円に設定された。11月初めを60%上回る水準だ。
もっとも、三井不動産には大規模なレジャー施設運営の実績はない。オリエンタルランドへのマイナー出資はあるが、あくまで商業施設やオフィスビル、住宅分譲などが中心だ。
東京ドームの株主構成は比較的分散しており、TOBがどう進むかはまだ分からない。しかし、これまでの経緯をおさらいすることはできる。関心ある方は、前回まとめた記事をチェックしていただきたい。