2021年10月30日 10:24
未経験エンジニアを採用して育成
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ボードルアが10月27日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は11月30日を予定。2021年2月期の売上高は30億円を超え、営業利益も5億円を突破している。

注目する理由: DXの進展が予想される時代に、ボードルアは「ITインフラ」に特化した労働集約型事業を確立した。未経験からエンジニアを採用し、大きく売上を伸ばしている。

ボードルアは2007年、現在も代表を務める冨永重寛氏によって設立。2021年9月時点で639名の従業員がおり、平均年間給与は365万円。

今年度上期時点でストック型売上が約58%を占め、安定収益の基盤となっている。売上単価の大きなエンタープライズ顧客を伸ばす戦略で、実績では全体の2割前後をソフトバンクが占める。

ボードルア 業績

マンツーマンでの教育体制を用意し、IT経験ゼロの人でも安心してスタートできるとする。「26歳以下全員面接」「文系出身8割」などをアピールし、接客、営業、事務などを行ってきた人を積極的に採用する。

積極採用のため入社2〜3年の若手が多く、その継続的な育成強化が課題。一方では大企業を対象とした営業力強化にも注力。クラウドやセキュリティなど、同社が「先端技術分野」と定義する領域も拡大する。

上場時発行済株数は7,790,000株、株式の想定売出価格は1,850円。想定時価総額は144億円となる。

もっと詳しく: ITインフラに特化した「ボードルア」が上場へ:未経験エンジニアの大量採用で成長