世界から、鍵をなくそう
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「Akerun入退室管理」を運営するフォトシンス(Photosynth)が9月30日、東証マザーズへの新規上場を承認された。上場日は11月5日を予定している。
重要な理由: 政府による働き方改革の推進で、客観的な方法による労働時間の把握が求められている。そこで役立つのが、Akerunのように自動で記録できる入退室管理システムだ。
フォトシンスは2014年設立。翌年より家庭向けの後付け型スマートロック「Akerun Smart Lock Robot」、Webで遠隔解錠できる「Akerun Remote」を発表した。

人は通過する扉やゲートの数だけ、より多くの鍵を持ち歩かねばならない。Akerunは物理鍵による様々な制約から人々を解放し、あらゆる場所や空間に自由にアクセスできる「キーレス社会」の実現を目指す。
事業モデルはハードウェアとソフトウェアのサブスクリプションを組み合わせた「HESaaS(Hardware Enabled Software as a Service)」。事業収益の約90%がサブスクリプションで、ARRは昨年末に12億円を超えた。
MRRベースの解約率は1%台半ば(平常時)。2020年上期には1.57%だったが、下期には1.48%に改善した。2021年3月時点での契約社数は3,700社、登録アカウント数は91万ユーザーにのぼる。
今後は住宅領域にも進出した上で、広域な基盤を通じたビッグデータの取得・活用にも取り組む。具体的には、人の動静にあわせたエネルギー利用の効率化などを挙げる。
株式の想定発行価格は1,500円、上場時発行済み株数は15,235,400株を予定。想定時価総額は228.5億円となる。