子供に人気のゲームPF、上場へ
Shuterstock
11月19日、米国のユニコーン企業「Roblox」によるニューヨーク証券取引所への上場申請書類が開示された。
Robloxはレゴっぽいキャラが特徴の3Dゲームを作成・公開・プレイまでできるという一大エコシステム。サービス開始は2006年と、歴史はかなり長い。
- 7〜9月期の売上高は2.4億ドル(前年比91%増)
- 同じく営業損失は0.5億ドル
- 1日あたりのアクティブユーザー数は3,617万人
- ユーザーの54%が13歳未満の子供
収入も得られる子供達の経済圏
- 収益モデルはユーザーによる課金
- DAUあたりの課金単価(ABPDAU)は年間39.4ドル(2019年)
- Roblox内でゲームを開発・公開すると利用に応じ収益の分配を受けられる
- 年間10万ドル以上を稼いだ開発者・クリエイターは250人
目論見書内で「メタバース」にも言及。メタバースとは、インターネットの「次」に来るとも言われる概念で、より恒久的で、生活に根ざしたバーチャルな3D空間などとされる。
Robloxは米国内のユーザーは30%と小さく、残り70%をヨーロッパ(26%)やアジア太平洋地域(14%)など海外ユーザーが占めている。
ゲーム内では、海外の子供と一緒にプレイする様子が通常のこととして見られるという。この環境で育った子供が、50年後の世界を形作っていくことになるのかもしれない。
Robloxについても日曜の記事にまとめたので、関心ある方はご覧いただきたい。