2022年07月08日 17:01
超分かりやすい経産省「スタートアップファイナンスガイダンス」解説

M&Aと資金調達のマッチングプラットフォーム「M&Aクラウド」とM&Aアドバイザリーサービスを展開している株式会社M&Aクラウドです。スタートアップM&Aを中心に、プラットフォームとアドバイザリーの両輪で支援しています。

「スタートアップ担当相」の新設に向けた動きが報じられるなど、岸田内閣が目玉の一つとして力を入れるスタートアップ振興策。今年4月、経済産業省は、スタートアップ、VC、投資銀行、研究者などへのヒアリングをベースに、「スタートアップの成長に向けたファイナンスに関するガイダンス」を取りまとめました。

本ガイダンスでは、未上場時からIPO後まで各ステージでの論点を概観。スタートアップやVCの経験談も随所に盛り込まれ、概要把握に役立つ手引きになっているものの、全70ページとかなりのボリュームがあります。

そこで、当社のアドバイザリー部門、M&A Cloud Advisory Partners(MACAP)のメンバーがガイダンスを通読。アドバイザーとしての現場経験に基づき、起業家の皆さんに特にお伝えしたいパートを抜粋し、コメントと共にお届けします。ぜひ、隙間時間にご一読ください!

エクイティストーリーの構築①:TAMは資金調達時も超重要。1,000億円程度が一つの目安に

P11:0-A「エクイティストーリーの構築に必要な要素」

TAM(Total Addressable Market:獲得可能な最大市場規模)の大きさは投資判断上、超重要な指標です。一部のVCでは、一定規模以上のTAMが見込める事業でなければ、投資検討の対象にならないこともあり、だいたい1,000億円程度が一つの目安になるでしょう。資金調達時というより、起業の時点であらかじめ想定しておくとよいポイントです。

TAMの大きさは調達のしやすさに直結。試算後は投資家目線で見てみよう

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