銀行化する小売業、IT方面の進化は?

先日米アマゾンがAmazonGoという店舗ごと「チェックアウトレス」を前提としたコンセプトでショッピング体験を提供すると発表しニュースで話題だった。オンライン企業、ネット企業とされていた企業は今やリアルの分野にも進出しており、影響力はネットのみには留まらない。


一方、日本のコンビニ大手のローソンも先日、銀行業への参入を行うと発表し、ニュースになった。今までは従来の小売業としてコンビニ店舗を運営していただけだが、事業環境の変化を鑑み小売業としての事業にプラスして、新しい事業への挑戦を行っているようだ。

日本のIT企業はアマゾンのAmazonGoやUberのフードデリバリーのUberEatsのように独自にリアルの場への進出を行うのか、もしくはコンビニなどの小売業(リアル)企業がITを駆使したり、IT企業と組んで新しい事を行っていくのかとても楽しみである。


日本のコンビニ各社は日本の隅々まで、様々なインフラを提供し、国民の生活に必要不可欠なものとなっている事は周知の通りで、大きなポテンシャルを秘めている。

ローソンよりも早く銀行業に進出している日本の小売業の雄であるセブンイレブンはセブン銀行として各店舗に多くのATMを設置している。また大型ショッピングセンターやスーパーを展開するAeonもイオン銀行として影響力をもち始めている。

ちなみにみんなが大好きなコーヒーチェーン(小売業)を展開するスターバックスのスタバカードにも1000億円以上の金額がチャージされており、小規模の銀行の預金残高を超えている事がニュースになったのは新しい。

データ:セブン銀行

今やセブン銀行ATM設置台数は全国で2万台を超えており、提携銀行約500行の口座から出金、入金を行う事ができる。各地銀の窓口や店舗に行かなくてもコンビニであれば24時間取引が可能なためとても便利である。 

下図はイオン銀行の預金残高の推移である。イオンは小売業の特徴を活かしてイオン銀行の口座数と預金残高を増やしているのである。現在では約1兆7000億円以上の預金残高があり、第二地銀と同程度の規模にまで成長しているのである。

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○イオンモール、スーパー(小売業 )

○イオンカード会員 (2300万人)

○ポイントカード機能
○WAON電子マネーカード機能
○クレジット機能
○キャッカード機能
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○イオン銀行 口座開設、預金残高の増加
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出所:イオン銀行ディスクロージャー誌