ドミノ・ピザ、注文は増えたのに客が減らし始めた「1品」

ドミノ・ピザ

ピザの注文は増えているのに、レジを通る金額は伸びない。Domino's Pizzaの2026年6〜9月期(第3四半期)は、そんなねじれがそのまま数字に表れた四半期でした。注文件数はデリバリーでも持ち帰りでも伸び、とくに低所得層の客が増えています。それでも米国の既存店売上高は前年同期比0.3%増にとどまりました。

この日、15年間同社に在籍してきたジョー・ジョーダン氏がCEOとして初めて決算説明会に立ち、その理由を一言で説明しました。客は来ている、ただ注文のなかで1品を減らしている、と。その1品はなぜ減ったのか。ピザはどんな食事の場面を取りこぼしてきたのか。そして閉店がほとんどないのに、なぜ出店計画が下がったのか。

ピザは買う、ただ1品減らす

客は離れていない、しかし財布の中身に合わせて注文を削っている。ジョーダンCEOは「顧客は来続けてくれていた。ただ、品数を調整して会計額を管理していた」と説明しました。ピザそのものは注文するが、一緒に頼むサイドやデザートを1つ減らす。そういう節約が広がった結果、注文件数は増えたのに客単価が下がり、既存店売上高は0.3%増に落ち着きました。

この「1品減らす」動きは、年の前半には見えていなかった変化です。サンディープ・レディCFOは、上半期に品数の圧力はほとんどなく、6〜9月期に入って持ち帰りと自社デリバリーの両方で表面化したと振り返りました。前回の決算説明会では、客単価の落ち込みを「プレミアムシリーズ」の訴求が弱かったという自社要因で説明していました。今回はその修正が効いて客単価の下落幅は縮んだものの、今度は消費者側の節約が新たな重しになっています。

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