クラウドの巨人が"自社で使う"サーバーを数十億ドル分発注。HPE決算が映す「AIを使う時代」の始まり

Hewlett Packard Enterprise Company

「AIブームで儲かるのはGPUを作る会社だけ」――そう思われがちです。ところが、GPUを積まない普通のサーバーを売るHewlett Packard Enterprise(HPE)の2026年5〜7月期決算は、売上高122億ドル(前年比34%増)と過去最高でした。1株利益も四半期として初めて1ドルを超えています。

追い風の正体は、AIの使われ方の変化です。クラウドの巨人までが「自社で使うため」に普通のサーバーを大量に買い始めました。AIを「作る」時代から「使う」時代へ。その変わり目に、何が売れて何が足りなくなっているのでしょうか。

AIは作る時代から使う時代へ

前提を1つだけ押さえると、この決算は一気に読みやすくなります。AIには、大量のデータを読み込ませてAIそのものを作る「学習」と、出来上がったAIに毎日の仕事をさせる「推論」の2段階があります。学習には高価なGPUの大群が必要ですが、推論の多くは普通のサーバーで動きます。いま需要が爆発しているのは、この「使う側」です。

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