Snowflake、成長率37%に再加速 商談相手は「CFO」に広がる

Snowflake

米スノーフレークは、「AIデータクラウド」と呼ぶデータとAIの基盤を提供する企業です。顧客数は2026年5〜7月期末時点で1万4554社に達し、世界の大企業2000社のうち829社が同社の基盤を利用。近年はデータ基盤に加え、AIエージェントを構築・運用するための製品群を展開しています。

9月2日に発表した2026年5〜7月期決算は、製品売上高が前年比37%増の14.9億ドル。成長率は3四半期連続で加速し、2025年11月〜2026年1月期の30%から2四半期で7ポイント上昇しています。非GAAPベースの営業利益率は前年から400bp超改善し、15%となりました。会社は2027年1月期通期の製品売上高見通しを60.7億ドル(前年比36%増)に引き上げています。

買い手がデータ部門から経営陣へ

ブライアン・ロビンズCFOは、自身が週に3〜5件、顧客企業のCFOと直接会話していると述べました。相手は既存顧客と、これから顧客になろうとする企業のCFOです。ロビンズCFOによると、購買の意思決定を下す役職はCFOやCRO(最高売上責任者)、CMO、CEOに拡大。「以前よりはるかに多くの役職に売っている」と説明しました。

スリダー・ラマスワミCEOは、AIが「データと価値の距離を大幅に縮めた」と語ります。例として、数百億ドル規模の資産を運用する運用会社との商談を挙げました。この運用会社では、毎日届く大量のデータセットの配布がスプレッドシートの受け渡しなど手作業で行われています。ラマスワミCEOは、重要情報を集約・分配する仕組みを構築する議論を同社と進めていると述べました。

同社が商談の場で扱うテーマは、サプライチェーンの最適化、顧客サポート改善、不正・リスク検知の高度化などに及びます。ラマスワミCEOは、これらは「以前なら検討対象にすらならなかった」用途だと説明します。データインフラ企業の経営者がこうした議論をすること自体が「驚くべきこと」だとも述べました。

営業指標にも変化が出ています。顧客が同社基盤上で展開する個別プロジェクト(ユースケース)の数は前年比89%増でした。営業担当者1人あたりの獲得ユースケース数も前年比43%増となっています。新規顧客の純増数は692社で、前年比32%増でした。

従業員を増やさずに成長する損益構造

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