「サポート切れ」がリスク。AIが加速するネットワーク投資の論理、シスコ決算

シスコ・システムズ

シスコシステムズは、ネットワーク機器の世界最大手です。ルーターやスイッチ、無線LANなどの通信インフラを中核に、セキュリティやオブザーバビリティへと事業を広げてきました。2024年には280億ドルでSplunkを買収し、ソフトウェア比率を高めています。近年は自社設計チップ「Silicon One」と光通信技術を武器に、ハイパースケーラー向けAIインフラ市場を開拓しています。

同社が8月12日に発表した2026年5〜7月期決算は、売上が前年比18%増の173億ドル、非GAAPベースのEPSが23%増の1.22ドルでした。通期売上は12%増の633億ドルとなり、過去最高を更新しています。製品受注は前年比35%増と加速し、チャック・ロビンス会長兼CEOは「ネットワーキングのスーパーサイクルは始まったばかり」とアピールしました。

AIがバグを見つけすぎる時代、「Mythos効果」が生む買い替え特需

今回の決算説明で経営陣が繰り返し言及したのが「Mythos」です。MythosはAnthropicが提供するAIモデルで、コードベースから既知・未知の脆弱性を発見する能力の高さで知られます。その登場以降、機器ベンダーやオープンソースプロジェクトが発見する脆弱性の数は急増。ロビンスCEOは、AI対応や量子対応と並ぶ投資テーマとして「Mythos対応」を挙げました。

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または

人気記事