ディズニー、大作2本の不発でも最高益——「劇場は一つのデータ点にすぎない」

ウォルト・ディズニー

看板フランチャイズの劇場公開作が、2本続けて期待を下回りました。それでもThe Walt Disney Company(ディズニー)の2026年4〜6月期決算は事前の会社計画を上回り、通期見通しも維持。就任5カ月のジョシュ・ダマロCEOにとって、「映画の当たり外れに揺れない会社」を市場に示す四半期となりました。

底流にあるのは、1つの物語を劇場・配信・小売・テーマパークで何度も売る円環構造です。決算説明会では、園内の割引施策への疑念や「配信をやめてライセンス業に戻らないのか」という根源的な問いがアナリストから相次ぎ、経営陣が一つひとつ反論する攻防の場となりました。

数字は経営陣に味方しました。セグメント営業利益は前年比21%増、テーマパークを含むExperiences部門は売上高100億ドルで4〜6月期の過去最高を更新。懸案だった動画サブスクリプションも営業利益率が13%に達しています。

不発の大作すら成長の燃料に変える仕組みは、どのように組み上がっているのでしょうか。割引の真意から配信継続の論理、新体制が進めるデータ統合まで、説明会の応酬をたどります。

不発の大作と最高益の同居

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