ソフトバンクグループ傘下で半導体の設計図(IP)を世界に供給する英Armが、2026年4〜6月期決算を発表しました。売上高は前年比22%増の12.9億ドルと、第1四半期として過去最高を更新。ライセンスとロイヤルティがそろって記録を塗り替え、調整後EPSもガイダンスの上限を上回りました。
決算説明会でレネ・ハースCEOは「AIは、コンピューティングが起こる場所とその方法を変えつつあります。Armはその中心にいます」と語り、クラウドからPC、ロボットまで広がるAIの波が同社の追い風になっていると強調しました。
中でも際立つのがデータセンターです。同分野のロイヤルティ(チップ出荷に応じた使用料)収入は、再び前年から倍増しました。長らく他社の牙城だったサーバー市場で、Armベースへの移行が加速しています。

一方で、この日の説明会に何度も登場したのは、設計図を売る会社には似つかわしくない「供給」という言葉でした。モノを作ってこなかったはずの会社が、なぜ供給の確保に奔走しているのでしょうか。