ECを持たない小売にZ世代が殺到、米ロス・ストアーズで起きている地殻変動

Ross Stores, Inc.

ロス・ストアーズは、ブランド品の余剰在庫やキャンセル品を安く仕入れ、割引価格で販売する「オフプライス」小売の米大手です。主力チェーンの「Ross Dress for Less」と低価格業態の「dd's DISCOUNTS」を展開。店舗数は全米で約2,200に上ります。

何が置いてあるか店に行くまで分からない「宝探し」型の売場が特徴で、ECは持たず、販売はすべて実店舗という徹底ぶりです。創業から40年、派手さはないものの堅実に成長を続けてきた企業です。

そのロスに今、異変が起きています。獲得が最も難しいとされる18〜24歳の若者が押し寄せ、既存店の顧客数は全体で2桁%の拡大。背景には、2025年に就任したジェームズ・コンロイCEOによる「守りから攻め」への転換があります。一体同社に何が起きているのでしょうか。

「18〜24歳の獲得で、ほぼすべての小売を上回る」

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